2015年春夏シーズンにデビューしたオーラリー(AURALEE)。
4年間ですでに認知度を高め、今やシンプルでリラックス感のあるブランドの代表格となっています。
当社モードスケープでも、高額買取しているドメスティックブランドの筆頭。売りたい方は是非お知らせください。
オーラリー(AURALEE)高く買います。AURALEEの買取についてはコチラ
このコラムでは、そんな注目すべきブランドのオーラリー(AURALEE)について、特徴や魅力、そして、デザイナーの岩井良太さんについてご紹介します。
気鋭のドメスティックブランド、オーラリー(AURALEE)の5つの魅力
1,普遍性の高いデザインなのに、モダンな雰囲気
https://www.instagram.com/p/BSAXzgCjRJt/?taken-by=auralee_tokyo
オーラリー(AURALEE)最大の特徴は、普遍的でありながらモダンさの漂う雰囲気。ほとんどのアイテムが無地で、奇抜なカラーを使っていませんが、しっかりと個性があり、トレンドともそう離れていません。グレーの無地Tシャツでも、知っている人が見れば、オーラリー(AURALEE)かな?と気付くほどです。
2,毎日着られる汎用性
1,の普遍的デザインとも通じますが、何にでも合わせることができる汎用性はやはりオーラリー(AURALEE)の魅力。シルエットや素材感など、アイテムごとにオーラリー(AURALEE)だという主張のようなものは感じられるのにも関わらず、ラグジュアリーブランドからストリートウェアまで、合わせる服を選びません。
3,アパレル業界人にも高評価
https://www.instagram.com/p/zjADcKLqQ_/?taken-by=auralee_tokyo
オーラリー(AURALEE)は、スーツや作業着と言った特定のユニフォームのない職業の編集者やスタイリスト、アパレルバイヤーなど、ファッション感度の高い類の職業の方が、毎日着られる日常着として愛用している印象があります。デビューシーズンからユナイテッドアローズ、エディフィス、シップス、1LDK、ビショップなど、普通はある程度確かな売れる見込みが無いと取り扱ってくれない規模のショップで取り扱いがありましたが、それがアパレル業界人ウケしているイメージの根拠と言えるかも知れません。オーラリー(AURALEE)の持つ、毎日着たい普遍性と機能性を兼備しながら、アパレル従事者に必要な個性やトレンド性を取り入れられるという特徴が、業界内での高評価につながっているのでしょう。
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4,素材からデザインと捉える異常なコダワリ
https://www.instagram.com/p/BLPwPKPhiPb/?taken-by=auralee_tokyo
素材にこだわったブランドはたくさんありますが、オーラリー(AURALEE)ほどこだわっているブランドは多くないかも知れません。デザイナーの岩井良太さんは、一着の洋服のデザインを素材から考えていることを各種のインタビューで語っています。それも、生地どころか糸や織り機などからすべてデザインの過程に入っていて、面白い素材や優れた繊維などがあると、それらをどうデザインに反映させようかと考えるそうです。
これは、他のアパレルブランドが、まずどういう服を作りたいかということを考え、その服のデザインに合う素材を当てていくのと、ちょうど過程が逆です。オーラリー(AURALEE)では、シーズンごとに明確なコレクションテーマを設定しないそうですが、それは岩井さんが新しく見つけた素材や着想した製法などからデザインしていくためだそうです。
ちなみに上の画像は、新たな素材を求めてモンゴルの遊牧民を訪ねた際の写真。素材となるウールをみるために、生きているラクダやヤギをその生産地であるモンゴルにまで実際に見に行くデザイナーは他にあまりいないでしょう。
5,珍しい素材を活かすために利用する、日本屈指の生産背景
https://www.instagram.com/p/zEFb14rqTb/?taken-by=auralee_tokyo
オーラリー(AURALEE)は、こだわり抜いた素材を使用していますが、それを活かすために糸を紡績したり繊維を織る工場にも、徹底してこだわっています。デザイナーの岩井良太さんは、フィルメランジェやノリコイケといった、共に素材に定評のあるブランドでキャリアを積んだこともあり、ブランドを始めるときにはすでに、日本でも評判の高い工場や職人さんとの関係があったそうです。
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デザイナー、岩井良太とは
オーラリー(AURALEE)のデザイナー岩井良太さんは、1983年、兵庫県神戸市生まれ。学生時代から地元・神戸の古着屋でアルバイトをするなど、洋服作りという仕事を意識していたそうです。そして上京し、文化服装学院の夜間コースに学ぶ傍らニットブランドでアルバイトを始めます。
当時好きだったブランドは、クリストフ・ルメールやサイ、カラーなど。モードの世界のコンセプチュアルな演出よりも、服そのものに惹かれていたらしく、アルバイトしていたニットブランドの影響もあって、スウェットやカットソーなどのベーシックな服の魅力に取り憑かれていったようです。
文化服装学院を卒業後は、カットソーやニットに定評のあるノリコイケ、綿や糸、編み方に至るまで自社開発することで有名なフィルメランジェといった、オーラリー(AURALEE)の特徴と通じる特徴を持つブランドでキャリアを積みました。
2015年の春夏シーズンにオーラリー(AURALEE)を立ち上げ、以後の活躍は上述してきた通りです。こうして岩井さんのキャリアを探ると、好きなブランドや経験してきたブランドの根っこには似たような感覚があり、オーラリー(AURALEE)というブランドのバックグラウンドとして非常に説得力がありますよね。
https://www.instagram.com/p/BPt3y-cAe52/?tagged=%E5%B2%A9%E4%BA%95%E8%89%AF%E5%A4%AA
ロゴやアイコンに頼らない大人のブランド
オーラリー(AURALEE)はトレンド性を感じさせながら、基本的にリリースするほとんどの服が無地で、ロゴはおろか柄も使いません。ロゴや特徴的なアイコンを武器にブランド性を主張するストリートウェアが売れている今のシーンにおいて、アイコンに頼らずにユーザーをガッチリ掴んでいるのは特筆モノです。
やはり大人のオシャレは、シンプルな中にトレンド感やスタイルを忍ばせたいもの。そうした需要に答えてくれるのがオーラリー(AURALEE)なのではないでしょうか。
今勢いのあるストリートウェアのように、ロゴやトレードマークに頼らず、素材とシルエットという、服の持つ最低限の武器で勝負する。ユーザーに訴えかけるのは、ブランドの持つストーリーやバックグラウンドではなく、服としての機能。これらを高い次元で表現するオーラリー(AURALEE)は、今後も一着は持ちたい定番の洋服を作るブランドとして残り続けるはずです。
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この記事を書いた人
MODESCAPE
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