グラフィックアーティスト“フィリップ・パゴウスキー”
日本でもトップクラスの知名度を誇るブランドCOMME des GARCONSのベーシックディフュージョンラインとして高い人気を誇る『PLAY COMME des GARCONS / プレイコムデギャルソン』。プレイの特徴といえばハートのキャラクターですが、あのハートをデザインしたのは誰かご存じでしょうか?川久保玲さんがデザインしたと思われている方もいらっしゃるかと思いますが、あのハートをデザインしたのはニューヨークを拠点に活動しているグラフィックアーティストのフィリップ・パゴウスキーという人物。
名前を聞いたことのある方は少ないのかもしれませんが、NIKEやIKEAにもグラフィックを提供しているほど著名な方です。
《NIKE×FILIP PAGOWSKI 》
《IKEA × FILIP PAGOWSKI 》
フィリップの代表的なアイコンといえば間違いなくPLAYの『リトルレッドハート』ですが、実はこれまでに何度もコムデギャルソンにグラフィックを提供しています。今回はフィリップ・パゴウスキーの作品を用いたギャルソンのアイテムを3点ご紹介致します。
まずはこちら!
BLACK COMME des GARCONSとNIKEがコラボレートしたこのTシャツのグラフィックも彼のアートワークの一つ。ナイキのスウォッシュを縦に配し、それに並ぶようにBLACKのロゴを様々な字体で表現しています。このアイテムの他にもNIKEとコラボしたプリントTシャツの多くは彼がグラフィックを手掛けています。
続いてはこちら。
こちらも1つ目と同じくBLACK COMME des GARCONSのアイテム。リトルレッドハートと似た目をしたウサギのキャラクターをプリントしたインパクト大のTシャツです。フィリップ・パゴウスキーの作品には動物のモチーフが多く、こちらのウサギの他にも犬や鳥などのキャラクターが存在します。
最後はこちら。
フィリップの作品をのせたアイテムがランウェイコレクションにも多く登場した2003年春夏のアイテム。こちらの商品と全く同じではありませんが、似たモデルがランウェイコレクションでも着用されています。
トゲがついているので恐らく薔薇を描いたものだと思いますが、薔薇のイメージである赤とは反対色の青を使用しています。プリントものは子供っぽくなりがちなイメージですが、彼の作品は不思議と大人でも着ることのできる魅力がありますね。
今回は以上になります。ご紹介した以外にもフィリップの作品はDMなどにも使われる事が多く、ポップで愛らしいキャラクターたちは様々な人から愛されています。
川久保玲さんが手掛けたキャラクターではないのにコムデギャルソンであるという事を感じる事ができるのは、それだけ彼とCOMME des GARCONSの世界観がマッチし、『コムデギャルソン』というブランドの一部として認知されているということなのかと思います。今後も継続して展開されると思うので、フィリップの新作に期待です!
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