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大人の女性から支持される「MADISONBLUE」が追及するハイカジュアルとは?

2024年3月13日

大人の女性から支持される「MADISONBLUE」が追及するハイカジュアルとは?

ハイカジュアルを追及し、ファッション業界からはもちろん、大人の女性からも注目を集めている「MADISONBLUE」。デザイナーを務めているのが、スタイリストとして長きにわたり活動した経歴を持つ「中山まりこ」です。元スタイリストということからも、スタイリスト目線での着こなし方まで考えられたデザインを提案しています。


そんな彼女が、スタイリストからブランドを立ち上げようと思ったきっかけとは?そして、大人の女性が支持するMADISONBLUEの魅力とは?この記事では、MADISONBLUEの歴史やコンセプト、近年新たにスタートした取り組みについて解説するとともに、中山まりこ氏が追及するハイカジュアルへのこだわりを見ていきます。

MADISONBLUEの歴史

元々は「Ron Herman」でエクスクルーシブの取り扱いだったMADISONBLUE。長年に渡り活躍していたスタイリストがデザイナーに転身し、こだわりの詰まったブランドを立ち上げました。

デザイナーは元スタイリスト

中山まりこ
出典 amarclife.com

MADISONBLUEのデザイナーを務めるのは中山まりこ氏。スタイリストのアシスタントとして、雑誌を中心とした媒体でキャリアを積んでいました。そして23歳の頃にスタイリストとして独立。1989年にニューヨークへと渡米します。

雑誌「Interview Magazine」などでスタイリングの才能を開花させ、日本のロックバンド「レベッカ」のボーカルNOKKO氏が全米デビューをする際にはディレクターも務め、精力的に活動。滞在中は本業であるスタイリストの仕事だけではなく、日本へ行き来する買い付けの仕事も行っていました。

そうした目まぐるしくも有意義な日々を3年過ごしたのち、1992年に日本へ帰国します。帰国後はニューヨークでのスタイリスト経験で培ったファッションセンスをいかし、ミュージシャンのスタイリングを担当。当時日本での音楽シーンは大きな盛り上がりを見せており、2組のミュージックの担当を持っただけで1年のスケジュールが埋まってしまうほど。スタイリストとしてジャケット撮影やPV撮影、そしてツアーでのライブ衣装も手がけていたので、仕事に追われて寝る暇もないのが当たり前だったと言います。

その後は時代の変化とともに音楽関係の仕事から徐々に広告の仕事へとシフトチェンジ。CM撮影などのスタイリストを任されていました。ある撮影でスタイリングとして提案された「普通のOLさん」のイメージが思い浮かばず、自分の足で丸の内や銀座のオフィス街に出向き「実際のOLたちを何時間も観察した」とインタビューで語っています。

このような大衆的な市場のスタイリングは彼女のキャリアになかったもの。ですが身近な世界の生きた情報をインプットすることは、結果的に自分自身の幅を広げることにも繋がりました。そして30歳で結婚し、その辺りから「今後は何になろうかな」という思いを抱き、迎えた40歳後半頃「洋服」というワードが彼女の頭に浮かびます。

MADISONBLUEのはじまり

2014年SSに立ち上がった「MADISONBLUE」。中山氏が49歳のときでした。元々は「服を作りたい」という願望があった訳ではなかったと言います。ですがリーマンショック・東日本大震災の影響で今までやっていた仕事の在り方が激変。仕事量もやり方も以前とは大きく変わりました。

その時頭に巡ったのが「自分に与えられる仕事をただレシーブする」という役目ではなく「自分自身がサーブを打つ」ような与える側の仕事をしたいという思いでした。またスタイリストでは分からない、お客様のリアルな反応や自分の提案を直接届けることができる仕事にも興味があり、そこでキーワードになるのが「洋服」だったのです。MADISONBLUEの立ち上げはその両方を満たす最適解になりました。

そして20年以上ものキャリアは「洋服を作るためにスタイリストをしてきたんだ」と彼女に思わせるほど洋服作りにいかされ、縫製の知識があまりなくても自分のやりたいことや、作りたいものが簡単にイメージできたと言います。

MADISONBLUEのファーストコレクションになったのは6型のシャツ。ブランドとして最初に打ち出すのは、自分のファッションの原点となるアイテムと考えていました。それが彼女にとって「シャツ」で、幼少期によくブラウスを着せられていたため、いつの間にかシャツが憧れの存在に。そういった理由がありファーストコレクションには、オックスフォードシャツとワークシャツがチョイスされました。

ブランド名は彼女が影響を受けたニューヨークの「マディソンアベニュー」と「大好きな海」、「ターコイズのブルー」から取ったもの。マディソンアベニューの「RALPH LAUREN」、そしてそこで見かけたマダムのライフスタイルに魅了され「素敵なものはファッション自体でなく、スタイルの提案」をテーマに服作りをしています。

「上質なものをカジュアルに」

MADISONBLUE

ブランドを始めるにあたって構想していたのが、トレンドに左右されない「大人が普通に着ることのできるアイテム」だったと言います。特別奇を衒ったような洋服ではなく、全員がよく知っているベーシックアイテムをアップデートするような提案でした。

MADISONBLUEはファーストコレクションでも披露したワークシャツのような、どこかメンズっぽさを漂わせるアイテムがリリースされています。「着る人自身が持つ女性らしさを際立たせるブランド」という考えでデザインされており、逆算的にメンズライクなアイテムがラインナップに並んでいるのです。

そこには「メンズの服や着こなしを女性がすると、どのようなスタイルになるのか」や「上手にバランスよく取り入れるにはどうしたらいいのか」のような元スタイリストとしての視点が組み込まれており、結果それがブランドの世界観となっています。カバーオールやミリタリージャケット、アイビールックのブレザー、そしてアメカジを代表するデニムのアイテムたちに加えて、60年代や70年代ファッションからもインスパイアを受けています。MADISONBLUEを語るには、そのようなファッションスタイルは欠かせません。

tangerine

スタイリストのキャリアをいかした中山氏ならではの試みとも言える「tangerine」。これは毎月3日と18日に公式サイトにて更新されている、MADISONBLUEのアーカイブアイテムを使って新しいコーディネートを提案するというコンテンツ。スタイリングの解説とともにアーカイブアイテムが購入できるようになっているため、ショップにおける「マネキン買い」のようなことも可能となっています。

雑誌のように見やすく簡単にアーカイブアイテムが手に入ることも魅力ですが、特筆すべきは数年前のアイテムでもコーディネートや着こなし次第で、十分今っぽくなれるという点。これはMADISONBLUEのアイテムがベーシックなものばかりで、長年ワードローブとして愛用できるデザインという裏付けでもあります。tangerineのコーディネートを参考に新作アイテムと自身のアーカイブアイテムを使って、スタイリングを上手にミックスするという楽しみ方もおすすめです。

メンズライン

2019年FWから本格的にスタートしたMADISONBLUEのメンズライン。初のコレクションでは約20型がリリースされました。メンズラインでもブランドのコンセプト変わらず、ベーシックで上質なものがリリース。

カジュアルな印象の中にクリーンなエッセンスがあるので、ブランドの「メンズライク」なアイテムを男性が着ても決してカジュアルになり過ぎず、子どもっぽくならない上品な要素があります。ラインナップにはユニセックスの服やレディースラインをベースとしたシャツがあり、ペアで着用することが可能です。

追求されたハイカジュアル

セールを行わず、大量生産をしないというブランドの方針を持っています。それはブランディングと環境への配慮に加え、人に寄り添う特別な1着を作りたいという理念から。そんなMADISONBLUEこだわりの生地やデザイン、元スタイリストだからこそできる提案などをご紹介します。

生地のクオリティやデザイン

ブランドがスタートした当初は日本の生地のみを採用していましたが、現在ではイタリアの生地も取り入れています。

日本はリプロ(廃盤になった生地をそっくりに再生産すること)の技術に長けており、MADISONBLUEのファーストコレクションでも披露されたオックスフォードシャツやワークシャツ、シャンブレーシャツはかつての風合いを再現した生地が使われています。特にオックスフォードシャツは「BROOKS BROTHERS」にシャツを供給していたダンリバー社のリプロ。ファッション好きには歓喜のアイテムとなっています。

対してイタリアは昔ながらの織り機を使って生産しているため、ヴィンテージライクな生地を作ることができます。雰囲気のあるツイードやリネンとシルクの混紡生地は、日本で作る生地には出せない風合いがあります。

デザインにも中山氏のこだわりが見られ、ボディに頼らず実際に自分が着用しながら、シルエットや細かなディテールを決めていくと言います。アイテムの見た目だけを重視するのではなく、着て動いてみた時の美しさや実用性も判断材料になっています。

ジャケットを製作した際、セオリーで言えばフラップポケットは前側に位置するのですが、完成した製品ではサイドに取り付けられました。理由は実際にポケットに物を入れた時でも、シルエットが1番綺麗見えるベストな位置がサイドだったため。常に全体のバランスを考慮してデザインがされているのです。

「ESSENTIAL」と「SEASON」

ESSENTIAL
出典 shop-madisonblue.net

MADISONBLUEには2つラインが存在します。

1つ目は「ESSENTIAL」。定番のアイテムを扱っていて、ベーシックでワードローブに必要なものがラインナップされています。香水の原液のようなコレクションと謳っていて、時代とともに採用する素材やカラー、ディテールがブラッシュアップされていきます。

同じ型のアイテムでも素材が違うだけで、ガラリと雰囲気が変わります。定番のアイテムはトレンドに左右されないという強みを持っており、大人のファッションスタイルに相応しい長年愛用できるコレクションと言えます。

2つ目は「SEASON」。文字通り、季節ごとのコレクションです。春夏、秋冬の空気とともにそれに相応した素材やカラーをセレクト。ESSENTIALと比べるとよりトレンドに重きを置いたコレクションと言えます。

春夏には発色の良いオレンジのセットアップやシースルーアイテム、ボーダートップス、絶妙な色落ちをしたダメージデニムなどがラインナップ。ベーシックなコーディネートにアクセントとしてプラスしたくなるような魅力的なアイテムばかりです。

秋冬ではラギッドなレザージャケットとレザーパンツ、カバーオールとジーンズのセットアップ、そして暖かな印象を与えるチェックパンツやスカートがあります。ベーシックなESSENTIALがあるからこそ光る、SEASONのコレクションにも注目です。

スタイリスト出身だからこその提案

MADISONBLUEでは、スタイリストの経歴を持った中山氏の今まで感じてきたことや経験のマインドが反映されています。

例えばジャケット。定番カラーとしてブラックがラインナップされていそうですが、実はリリースされていません。それは大人なカジュアルを提案するブランドとして、ブラックは少し主張が強すぎるからという理由です。年を重ねていくと必然的に「年齢と色の相性」が関わってきます。より大人っぽい深さを感じられるカーキやネイビーをチョイスしたことで、より顧客層にマッチする提案となりました。実際そのようなカラーは好評だと言います。

そして前述したtangerineはまさにスタイリスト出身の中山氏だからこそできるコンテンツです。スタイリングを掲載し、詳しく解説することでブランドのイメージする着こなしを提案しています。デニムシャツとパンツの組み合わせを着る際には、あえてフォーマルなジャケットを羽織るというようなスタイリングを推奨するなど、大人なカジュアルを発信しています。

代表的アイテム3選

MADISONBLUEを代表するアイテムをご紹介。一見普遍的なアイテムに見えますが、細部に女性らしさを強調してくれるデザインが採用されています。

「SIDE SLIT LONG CAPE」

SIDE SLIT LONG CAPE

身体をすっぽりと覆うケープコート。毎年リリースされる定番コートで、早々に完売するMADISONBLUEの人気アイテムです。

長めにとられている丈は動くたびにヒラヒラと様々な表情を見せてくれます。ストンと落ちるシルエットは上品さを演出し、カジュアルにもきれいめにもフィットします。

ボトムスはスカート・パンツ選ばず、コーディネートしやすいのも魅力。秋の初めごろから冬まで活躍してくれます。

独特なシルエットながら首元はボトルネックになっており、女性の華奢な首に綺麗に沿うように作られています。

「HELLO」

HELLO

MADISONBLUEの顔とも言えるHELLO Tシャツ。少し上部に配置されているロゴは、袖を通した時にバランス良く見えるよう考えられた、こだわりの1着。

ロゴはブランドアイコンの「HELLO I AM」から取られており、このモチーフは元々グラフィティーライターが自分やチームの存在を誇示するためのもの。洋服のデザインに遊び心を加えたかった中山氏はヴィンテージライクな60年代のフォントをチョイスしました。ロゴとフォントが織りなす絶妙なデザインはムードを高めてくれています。

長いシーズン活躍してくれるTシャツは使い勝手が秀逸。アウターのインナーとしてアクセントを付けたり、春夏にはカーディガンやシャツを肩掛けしたりと、色々な着こなしをすることができます。

「MADAME」

MADAME

「イタリアのマダムがシャツの胸元を開け、日焼けした素肌を見せる」そんなイメージを持って作られたMADISONBLUEのMADAMEシャツ。

定番のオックスフォード、清涼感のあるシアー、上品な光沢のシルク、夏の羽織りに最適なリネンなどの豊富なラインナップ。MADAMEシャツは生地・素材・柄、そしてカラーを変えることで違った雰囲気に仕上がります。

中山氏が影響を受けた70年代ファッションのシャツを参考にしているので、シャツの襟は低め。 その襟は自然と外側に開くように作られていて、さりげなくデコルテを見せてくれるデザインになっています。オールシーズン楽しめるので、ワードローブに持っておきたい1着です。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。ロンハーマンのエクスクルーシブからはじまり、注目を集め続けるMADISONBLUEの魅力について解説していきました。また、表参道にある店舗の上階はオフィスにもなっており、「人との出会いでブランドが成長する」というコミュニケーションを大切にするデザイナーの想いも素敵ですよね。新たな取り組みもスタートしたMADISONBLUEの今後にも注目です!


モードスケープではMADISONBLUEの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。MADISONBLUEのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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MADISON BLUEの買取について

この記事を書いた人

小川剛司 (MODESCAPE 編集部)

ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s

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