川久保玲が身につけるモノ
日本が世界に誇るファッションデザイナーの一人である川久保玲。
彼女が率いるCOMME des GARCONSの作品は、様々なデザイナーに影響を与え、現在でもモードを牽引するデザイナーとして日本のみならず海外からも評価されています。
そんな世界的に著名なデザイナーの彼女が普段着用する洋服はいったいどういったものなのでしょうか。
今回はそこを少し掘り下げていみようと思います。
まず、川久保玲のファッションにおいて外せないアイテムなのが『ライダース』。
出典:https://www.pinterest.jp/pin/424956914820054385/?lp=true
鮮やかなカラーリングが目を引くこのライダースジャケットは英国の老舗レザーブランド『Lewis Leathers』の#391 LIGHTNINGというモデル。
ライトニングはルイスレザーを代表するモデルの一つとして多くの人に愛されており、胸に垂直に、その下に水平に2個づつ、合計4個のジップポケットが配され、両サイドに前方に向かってダブルストラップのアジャスターが付けられた、最も独創的で英国らしさの漂うデザインが特徴です。
ブラックのイメージが
ルイスレザーのライダースは、メトロポリタン美術館で開催された展覧会「Rei Kawakubo / Comme des Garcons Art of the In Between 」のプレスカンファレンスや、MET GALA 2017のレッドカーペットでも着用しており、川久保氏にとってルイスレザーのライダースは正装に近い服装なのかもしれません。
お次はこちら。
こちらは『BLACK COMME des GARCONS』のラインから11AWに発売されたアイテム。
一見するとリアルレザーのようですが、人工皮革なので手入れもしやすく、着心地のよさも兼ね備えています。
また、袖丈が八分程なのでブレスレットや時計などの小物を引き立てたり、インナーとのレイヤードスタイルを楽しむ事ができます。
メディアにはライダース姿で登場することの多い川久保氏ですが、こんな珍しい写真も。
実際はTシャツも着ていることも多いのかもしれませんが、写真として残っているのはレアだと思います。
こちらの写真で着ているTシャツは自身のブランドであるコムデギャルソン。
フロントに大きくプリントされている『MY ENERGY comes from freedom and a rebellious spirit. 』は 『 私のエネルギーは、自由と反逆精神から来る』という意味。
川久保氏本人が着るからこその力強さが感じられるメッセージですね。
そして最後にこちら。
ライダースと並んで川久保氏のアイコンとなっている真っ黒なサングラス。
上の画像で掛けているのは、現代のクラシック眼鏡ブームの草分け的な存在であるイギリスの老舗アイウェアブランド『CUTLER AND GROSS』の0676というモデル。
太いフレームはハードな印象を受けますが、フロントのアウトラインをなめらかに削り出す事で、女性らしい印象も併せ持つフレームに仕上がっています。
また、カトラーアンドグロスは川久保氏がディレクションを手掛けるコンセプトストアのDOVER STREET MARKETでも取り扱いがあることでも知られており、PLUSのラインとのコラボレーションアイウェアを過去に発表したこともあります。
まだまだご紹介したいところですが、川久保氏はメディアへの露出が少ない上に写真やインタビューも非常に少ないので今回はこれにて。
川久保氏が着用したモデルは中古市場でもとても人気があり、時には定価以上の価格で取引されることもあります。
もしお持ちの方がいらしたら、是非MODESCAPEにお持ち込み下さい。
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MODESCAPE
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