6万円のサンダルが選ばれる理由
こんにちは、モードスケープの小川です。
8月も半ばですが、まだまだ暑い日続いていますね。
今回は夏にピッタリの究極のサンダルのブランドをご紹介させていただきます。
そのブランドとは1994年年創業のニューヨークのブランド『JUTTA NEUMANN / ユッタニューマン』。
メジャーなサンダルのブランドといえばISLAND SLIPPERやChaco、Tevaなど、5,000~20,000円くらいで購入できる物が大半ですが、JUTTA NEUMANNのサンダルの価格は50,000~60,000円がほとんど。
サンダルの値段と考えると非常に高価ですが、ファッション感度の高い人を中心に支持されている知る人ぞ知る人気のブランドなのです。
一体何故ここまで高額なサンダルが支持されているのか。
今回は『JUTTA NEUMANN / ユッタニューマン』がなぜ選ばれるのか、その魅力を紹介させていただきます。
■『歩きやすく疲れにくい』
ユッタニューマンを紹介する際によく言われるのは『サンダル界のロールスロイス』という呼称。
ロールスロイスといえば3千万円オーバーは当たり前の超高級車です。
その超高級車に例えられることがつまりどいういうことかというと、値段は高いけど最高の乗り心地(履き心地)であるということ。
ユッタニューマンのサンダルはデザイナーが工房にて全てハンドメイドで製作しており、非常に手間と時間がかかっています。
ハンドメイドであるが故の最大の特徴が、このアーチサポート。
このアーチがあることで歩行時の衝撃を吸収し、長時間歩いても疲れにくくなります。
それに加えてソールにはBIRKENSTOCKが開発したEVAサンダルアウターソールを採用。
EVAサンダルアウターソールは耐摩耗性、耐久性に優れているので、片側が極端に減る事を防止し、常に正しい姿勢で歩行を可能にしてくれるので長時間履いていても疲れにくいのです。
■『育てることができる最高級の素材』
ユッタニューマンでつかわれているアッパー素材の多くはラティーゴレザーという牛革。
あまり聞き慣れない名前ですが、ラティーゴレザーはアメリカ西部のネイティブアメリカンインディアンによる革の製法が発祥と言われおり、非常に耐久性に優れ、タフで無骨な風合いが特徴のレザー。
革本来の自然な美しさが強調されていて、素朴さを感じられるのもラティーゴレザーの大きな魅力です。
そんな質の高いレザーを使っているからこそ何年も使用する事ができ、レザージャケットのように育てることが出来るのです。
ただ、ユッタニューマンを愛用する上で一つ注意が必要なのは、タフな革を使用しているので馴染むまでには時間がかかるということ。
最初のうちから素足で履くと擦れて痛みが出たり出血してしまうこともあるので、馴染むまでは靴下はいた状態で使う方がいいかもしれません。
魅力でもあり唯一欠点ともいえるところでありますが、それを乗り越えるころにはかけがえのない一足になっていること間違いありません。
■どんな服装にもあう洗練されたデザイン
ユッタニューマンで生産されているサンダルのモデルはそれほど多くありません。
しかしそのどれもが普遍的であり、どんなスタイルにもマッチするからこそユッタニューマンのサンダルは支持されているのではないでしょうか。
全てが代表的なモデルですが、その中でも人気の高い3モデルを紹介させて頂きます。
~ ALICE ~
ユッタニューマンのサンダルの中でも最も人気の高いモデル「アリス」。
高いフィット感があり、幅広いコーディネートに対応可能なシンプルなデザインが魅力的な一足です。
個人的にサンダルは素足で合わせる方が好みですが、履き始めは親指の付け根と甲部分が痛くなってしまうことがあるので五本指ソックス履いて、ある程度馴染ませてからのほうがストレスなく履くことができます。
~ SIMONE ~
甲部分のみがレザーで覆われるシャワーサンダルデザインのシモーネ。
シャワーサンダルというとかなりカジュアルなイメージですが、ラティーゴレザーを使う事で高級感のある仕上がりに。
カジュアルからモードまで幅広いスタイルにマッチする万能サンダルです。
~ FRANK ~
クロスバンドが特徴的な人気モデル「フランク」。
高いホールド力とやりすぎないデザインが魅力的な大人のサンダルです。
ラティーゴレザーよりも馴染みの良いシボ革のを使ったモデルも販売されています。
■素材、履き心地、デザイン、全てにぬかりない何年も付き合っていけるサンダル
ユッタニューマンが支持されている理由は全てにおいて最高のレベルであるが故だと思います。
決して安価な価格ではないので即決で買う事は躊躇してしまうかもしれませんが、大手セレクトショップでも取り扱っているので、気になったら是非試しに行ってみて下さい。
一度履いたらあなたも『サンダル界のロールスロイス』の虜になるはずです。
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。