Yohji Yamamoto出身のデザイナーが手がける4つのブランド
いまファッション業界を賑わせているファッションデザイナーの多くは、自身のブランドを立ち上げる前に他のブランドでパタンナーやアシスタントとしての経験を積んでいます。
最近ブームになったブランドでいえばデムナ・ヴァザリアが率いるVETEMENTS。
これはかなり有名な話しですが、元々はMaison Martin MargielaやLOUIS VUITTONで経験を積んでいた実力派のデザイナーです。
ちなみにGUCCIのクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレも、過去にはFENDIのシニアアクセサリーデザイナーでした。
あと日本のブランドだとsacaiの阿部千登勢さんはコムデギャルソン出身、Mame Kurogouchiの黒河内真衣子さんはイッセイミヤケ出身だったりします。
今回は当社でも人気の高い『Yohji Yamammoto』で経験を積んだ4つのブランドをご紹介していきたいと思います。
まず最初のブランドは、2014年に藤田哲平が設立したブランド【sulvam / サルバム】。
ブランド立ち上げからわずか1年で東京ファッションアワードを受賞。
立ち上げから4年目となる2018年にはイタリアのピッティ・イマージネ・ウオモで初の海外単独ショーを開催、2月にはLVMHプライズでセミファイナルの1人に選出され、日本のみならず海外からも高い評価を得ているブランドです。
現在では取り扱うセレクトショップも増え、雑誌にも掲載されていたりするのでご存じの方も多いかもしれませんね。
sulvamの洋服は着る人によってモードにもストリートにもなりえるジャンルにとらわれない自由なスタイルが大きな魅力です。
モードが好きだけどストリートっぽい服装もしたいという方にオススメです。
2つめのブランドは【Edwina Horl】。
デザイナーのエドウィナ・ホールは1991年から1993年の間ヨウジヤマモトのアシスタントを務めていました。
Edwina Horlの特徴は鮮やかな色使いとゆったりとしたオーバーシルエット。
黒や白などの無彩色のアイテムは少なく、ネイビーやブラウン、ベージュなどの落ち着いた優しい色使いが多い印象です。
メンズ、レディースどちらの展開もありますが、レディースのアイテムでも大きめに作られているので男性も勿論着用可能です。
またメンズサイズを女性の方が更にオーバーに来ても◎。
ヨウジのシルエットは好きだけどモード色が強すぎる、という方に是非オススメしたいブランドです。
3つめは依田聖彦が手掛けるメンズセーターブランド【Nahyat /ナヤット】。
ブランド名の『Nahyat 』とは、サンスクリット語で『糸を織る』、『籠を編む』などの意味とされ『Knitting』の語源とされている言葉。
ニット専門のブランドは海外では多くありますが、日本だけで見ると意外と少ない印象なので新鮮です。
2018年からスタートしたブランドですが現在ラインナップされているのは約10型。
個人的に注目したいのはカナダの老舗ブランド『kanata』とのコラボレーションアイテムです。
kanataとのコラボレーションということもあり、勿論アイテムはカウチンニット。
気になる取り扱い店舗ですが、現在のところ店頭での販売は行っておらず商品はオフィシャルサイトからの受注生産となっているようです。
セーター専門のブランドなのでジャンル問わずいろんなスタイルと相性が良さそうですね。
これから本格的に寒くなってくるので、こういったセーターを一着でも持っていると冬が来るのが待ち遠しくなりそうです。
最後にご紹介するのはYohji YamamotoやY-3でパタンナーや企画、visvimで生産管理を経験した経歴をもつ羽石裕氏が手掛けるブランド【ANEI / アーネイ】。
こちらのブランドは2019年春夏からスタートですが、ルックが既に公開されています。
ペールトーンの色使いやゆったりとしたシルエットが特徴的ですね。
デビューコレクションは全30型で、全てユニセックスでの着用が可能なようです。
最近若いブランドでもSNSや口コミで話題になってデビューコレクションから即日完売になるようなブランドも珍しくないのでANEIも人気がでそうな予感です。
販売価格などは1万円台後半から12万ぐらいなのでドメスティックブランドとしてはそこまで高くはないかと。
取り扱いうショップはまだ公開されていませんが、近くにあったら見に行ってみたいと思います。
今回は以上です。
ご紹介した4つのブランド以外にもヨウジ出身のデザイナーはまだまだたくさんいらっしゃるのでまた別の機会にご紹介できたらと思います。
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