至高のガラスベース
こんにちは、新宿店三宅です。
気付いたらもう8月も終わってしまいますが、皆様はどうお過ごしでしょうか。
今年は去年と比べものにならないくらいの暑さでエアコンが欠かせないですねぇ。
こんな暑さを少しでも和らげて頂こうかと、今回は1つ涼しげなガラスのブランドを紹介します。
「VENINI(ヴェニーニ)」
こちらは1921年にイタリア・ムラーノ島で創業したイタリアの老舗ヴェネツィアンアートグラスブランド。
日本だと銀座にお店を構えています。
ヴェネツィアングラスの特徴は
・鉛を含まないソーダ石灰を使用している
・竜や花や鳥などをモチーフにした高く複雑な装飾性
だそうで、熟練した職人はマエストロと呼ばれるそうです。
VENINIはヴェネツィア最高峰と叫び声の高い評価を得る、伝統技術とモダンデザインを融合したガラス工芸を数多く生み出しています。
そして創業以来、数多くの芸術家や建築家ともコラボレーションしており、
その中にはイタリアの建築家、カルロ・スカルパをはじめ表参道ヒルズなどを建築した日本の建築家、安藤忠雄の名前も並んでいます。
その時代に合ったデザインを生み出している前衛的なグラスブランドです。
今回はVENINIの数あるアイテムからガラスベースに着目してみたので少しご紹介しますね!
1つめはFulvio Bianconi(フルヴィオ・ビアンコニ)が手掛けたこちら。
こちらはPezzato(ペッツァート)技法が用いられたシリーズでイタリア語でパッチワークを意味します。
色や形の様々なガラス片を変則的に板状に配置して溶かしていき成形していく技法でかなり高度な技術だそうです。
なんとなく想像しただけでもワクワクするような生産方法だな思いました。
違う色のガラスを熱で溶かして繋ぎ合わせて別のものを作るなんて夢がありますよね。
こちらは1951年の品だそうで、過去に海外サイトで€12,000で販売されていたようなので恐らく日本円で150万円程。
驚愕のお値段過ぎて口はあんぐりです。
また、調べてみると同じ1950年代でも形が少し違うタイプだと80万前後と約半額で過去に販売されていたり。
1990年代のタイプだと15万円前後で販売されていたり…。
年代・形によって値段がかなり変わっていますね。
しかしまあどれもかなりの高額で!
まさに至高のガラスベース。
下手に花瓶として使うのが恐怖なのでショーケースに飾って置く方が良いのでは…
とも思ってしまいました、1つ目の紹介でした!
さて、次は2つめの紹介にうつりたいとおもいます!
2つめの作品もFulvio Bianconiが手掛けたもの。
こちらはFazzoletto(ファゾレット)といいまして、イタリア語でハンカチという意味だそう。
形成の仕方はまず初めに、溶けたガラスの泡を吹いて端を切り開き、ガラスが自由に流れるようにして非対称のひらひらを形をつくっていきます。
その後に、ナイフでさらにハンカチのような形を作るそうです。
想像できましたか?
こりゃまたワクワクしますね。
このベースの大きさは、33.5×15×15 でかなり大きめなので
花瓶と言うよりオブジェとして飾った方が良いのかもしれません。
大きさとともに価格も比例していまして、こちら17万円程となります。
先程から値段が張るアイテムばかり紹介していて現実味がない気がしますね。
調べてみたら比較的手を伸ばしやすいサイズのバージョンもあったのでそちらもご紹介します。
11×3.5×8 のLサイズが税込み¥66,000-で
9×3×6 のLサイズが税込み¥35,200-でした。
こちらは表参道のセレクトショップ、graphpaperでお取り扱いがあるようですが、LサイズはSOLDとなっておりました。
形成方法は大きいタイプのものと同じですがサイズ感的に小物入れ等で活躍しそうですね。
さて今回はハイクオリティな花瓶について調べてみました。
上手く育てられなそうなのでお花や観葉植物などは敬遠してきましたが
これを期に購入してみようかな~~なんて思います。
調べてみるとお手頃な価格帯なのにハイセンスなアイテムも沢山ありそうなので
インテリアとしてもお家を華やかにすべくトライしてみます!
みなさんも興味を持ってくれたら嬉しいです!
ではこのへんで!また!
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。