いつの時代も憧れのブランドであるFENDIがリアルファーを貫く理由は?歴史や魅力も解説
90年以上の歴史をもつFENDI。いつの時代もセレブたちから支持されてきたブランドです。FENDIは毛皮と縁が深いことはご存じでしょうか。多くのブランドが脱毛皮宣言をし始めている中で、FENDIは毛皮のアイテムを発表し続けています。なぜリアルファーを貫いているのか気になりますよね。FENDIの魅力や歴史について触れながら、確認していきましょう。
FENDIとは
FENDIは毛皮製品店から始まったブランドです。起用当時若手だったカール・ラガーフェルドをデザイナーに迎えたり、家族の中でも女性のみによって受け継がれてきたり、特筆すべき点が多いブランドです。いつの時代も支持されるFENDIの魅力は、高級感のあるルックス・大胆でカラフルなデザイン・ヴィンテージの人気の再燃がキーワード。詳しくみていきましょう。
出典 fendi.com/jp
タイムレスブランドFENDIの魅力
FENDIは90年以上続くラグジュアリーブランドですが、いつの時代も多くのセレブから人気を得ています。最初に販売されたファーのコートはハリウッドの流行を取り入れて作られており、各時代の人気映画で使われたことで話題になりました。『エビータ』では主演のマドンナが、『プラダを着た悪魔』ではメリル・ストリープが毛皮のコートを身に付けています。時代の流行を取り入れながら、伝統も重んじるのがFENDIの魅力といえます。
出典 fendi.com/jp
高級感のあるルックス
毛皮=高級というイメージがある中で、革新的なデザインを取り入れたのがデザイナーのカール・ラガーフェルドです。実用的で現代的なアイテムを多く生み出しました。革や毛皮を使うことで高級感を与えながら、革新的なデザインに仕上げることで、時代に合ったラグジュアリーなブランドの地位を保ち続けているのです。
出典 fendi.com/jp
大胆でカラフルなデザイン
どの年歴からも支持される理由のひとつが、大胆でカラフルなデザインです。鳥をモチーフにしたデザインや顔をかたどったものなど、お茶目なデザインのアイテムが多いのもポイント。目を引くような色使いのアイテムのものからベーシックな色のアイテムまであるので、シーンに合わせて選ぶことができるのも魅力です。FENDIならではのカラフルなアイテムは身に付けるだけでテンションが上がりますよ。
出典 fendi.com/jp
ヴィンテージの人気が再燃
現在FENDIのヴィンテージアイテムの人気が高まっています。ズッカ柄やペカン柄など、総柄のアイテムを合わせてコーディネートするのが流行中。革やファーだけではなく、総柄のも非常に人気があります。最近ではストリートブランドと合わせるのも流行しており、比較的若い層にも支持されるようになりました。
FENDIの歴史
FENDIの歴史を語る上で欠かせないのが、毛皮と女系家族です。ラグジュアリーブランドとしてのFENDIの地位を築くきっかけとなった毛皮と流行を作り上げるデザインを生み出すフェンディ家の女性達について詳しくみていきましょう。
出典 fendi.com/jp
FENDIの歴史に深く関わる毛皮
FENDIは1925年にイタリアのローマで毛皮工房を営んでいました。ハリウッドで流行していた毛皮の襟巻から着想を得て、毛皮のコートを発売したことで有名になります。セレブの代名詞として毛皮のアイテムが浸透し、FENDIの人気は確固たるものとなりました。1965年にデザイナーに就任したカール・ラガーフェルドがエナメル加工やステッチなどを毛皮に施すことで毛皮を生まれ変わらせます。毛皮をクラシックなアイテムの枠に納めず、革新的なアイテムへと進化させていることがFENDIがファンを獲得し続けられる理由の一つです。
出典 fendi.com/jp
娘から孫へ受け継がれるFENDI
創業当時フェンディ夫妻が作っていた革製品は馬具職人の手法を取り入れたものでした。偉大な母と呼ばれるアレーナ・フェンディの柔らかく上品なアイテムが評判となり、その腕を娘が引き継ぎます。ファーを集めたコレクションを発表して「FENDI=毛皮」を浸透させました。現在では、アデーレの孫であるシルヴィアがメンズ部門を手掛けています。家族経営のラグジュアリーブランドでこれほどまでに女性が活躍しているブランドは他にはありません。きめ細やかなデザインや鮮やかな色使いは女性がデザインに関わっているからだといえます。
出典 fendi.com/jp
FENDIと毛皮の関係
FENDIの毛皮アイテムの魅力
FENDIの毛皮アイテムの魅力は、前衛的かつ毛皮を活かしたデザインです。クラシカルなイメージのある毛皮をいつの時代にも新鮮に感じられるような新たな手法を取り入れて製造しています。デザインだけではなく、上質な毛皮を使っていることも魅力の一つです。ラグジュアリーブランドで唯一ファーアトリエを持っていて、品質にも非常にこだわっています。リセールバリューも高いため、毛皮アイテムの購入を考えている方はFENDIのアイテムをぜひ一度検討してみて下さいね。
出典 fendi.com/jp
FENDIがリアルファーを貫く理由とは?
毛皮を機能的で上品なアイテムに仕上げていFENDI。近年は動物保護の観点から批判の声が上がることがありますが、FENDIがリアルファーを採用し続ける理由は2つあります。1つ目は毛皮が合法で必要な存在であるということです。レザーを着て肉を食べている以上、毛皮は有効活用するべきと考えられています。2つ目は、エコファーと呼ばれる素材は環境に優しいとはいえないからです。エコファーに使われるアクリル繊維は生産や洗浄の家庭でマイクロプラスチックが発生します。マイクロプラスチックはごく小さく、海や川まで流れ込んでしまうので汚染の原因となります。FENDIはファッションだけではなく、産業や環境など全体をみてリアルファーを貫くことを決意しています。
出典 fendi.com/jp
まとめ
FENDIの歴史を知ることで、ブランド魅力や環境・産業全体に対しての姿勢を確認することができました。新しい手法を取り入れたり、革新的なデザインで毛皮のアイテムを作ることで FENDIは人気を確固たるものにしてきました。色使いや大胆なモチーフは FENDIならではの魅力です。リアルファーを貫く FENDIの毛皮アイテムは品質が高く、90年以上続くブランドのノウハウが集結されていますので、毛皮アイテムの購入を検討されている方はぜひ FENDIのアイテムもチェックしてみて下さいね。ぜひ一度検討してみて下さいね。
MODESCAPEでは、FENDIの買取を強化しています。代表的な毛皮アイテムやバッグはもちろん、新作アイテムから1960年代~80年代のヴィンテージアイテムまで、フェンディの価値を見極め適正な査定をいたします。お買い取りをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。