ISAMU KATAYAMA BACKLASHとは 唯一無二のレザーへのこだわりを探る
日本が世界に誇るレザーブランドISAMU KATAYAMA BACKLASH。レザー愛好者から長年愛されており、国内外のミュージシャン・俳優にも多くのファンがいることが知られています。
今回の記事ではブランドの概要・デザイナー片山勇さんの人物を紹介するとともに、BACKLASHのレザーへのこだわりを解説していきます。
ISAMU KATAYAMA BACKLASHとは
片山勇が創設したBACKLASHは、特にレザーアイテムに対するこだわりが強く、製品染めやタンニン鞣しなどの伝統的な技法を駆使して、唯一無二の製品を生み出しています。また、多くのロックスターやアーティストからも支持され、その品質とデザイン性が高く評価されています。
質実剛健でありながらも洗練されたデザインが特徴のBACKLASHに迫っていきましょう。
BACKLASHブランド概要
BACKLASHは1999年にスタートしたファッションブランドで、特にレザーアイテムに定評があります。レザージャケットやブルゾン、革ジャン、バッグ、シューズ、ブーツ、小物など、多岐にわたるラインナップを誇ります。これらのアイテムは、カットソー以外ほぼ全て揃っており、熟練の職人が一つ一つ丁寧に手作りしています。
日本においてレザーの染色やデストロイ加工の分野で先駆者とされるBACKLASHは、その高度な技術が評価され、イタリアのレザーブランドをも凌ぐと称されています。海外からも高く評価されるその技術力は、まさにブランドの誇りです。革へのこだわりを徹底し、製作工程を何度も試行錯誤することで、唯一無二の製品を生み出しています。
BACKLASHは、オールシーズンにわたってレザーを追求し、オリジナル素材の開発から独自の加工や染色方法まで、革の持つ可能性を最大限に引き出しています。大量生産は不可能ですが、これがBACKLASHの製品に独特の魅力と価値をもたらしています。
デザイナー片山勇
出典 backlash.jp
BACKLASHの創設者である片山勇は1965年に広島で生まれ、高校卒業後に上京し、20歳でバッグメーカーに入社しました。30歳で独立し、自身のブランドを立ち上げました。
片山氏がレザーの世界に進むきっかけとなったのは、バイクとレザーが好きだった父親がバイク事故で亡くなったことでした。革ジャンがトレードマークだった父親とは、休みのたびにツーリングを楽しんでいたそうです。片山氏にとって、革の香りは父親との思い出を蘇らせるものでした。
片山氏のレザーに対する情熱は並々ならぬものであり、そのこだわりは2009年に公開されたドキュメンタリー映画『イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ』でも取り上げられました。板金屋を営んでいた父親の職人気質を受け継いだ片山氏は同じように革の奥深さにのめり込んでいったのです。
片山氏は学生時代にロックに目覚め、英国のバンド、クラッシュのジョーストラマーに憧れました。大人になってからは萩原健一や高倉健、矢沢永吉らの革ジャン姿に感銘を受け、夏でも革ジャンを着てカスタムバイクに乗るスタイルを貫いています。こうした背景が、BACKLASHの独自性と高品質なレザー製品を生み出す原動力となっています。
BACKLASHのレザーへのこだわり
BACKLASHは並々ならぬレザーへのこだわりで、世界中から人気を得ています。ACKLASHのレザーは革のもつ味わいを大切にしており、独特の風合いを実現させるために製品染めを行っています。そして、イタリアンレザーの肩の部分だけを使った、通称イタショルを植物由来のタンニンで鞣すことで独自の質感に仕上げています。
ここでは、「レザー本来の質感を追求」・「製品染め」・「イタリアンショルダータンニン鞣し」・「多くのロックスター・アーティストから愛されるレザー」の4つの点から、BACKLASHのレザーへのこだわりをチェックしていきましょう。
レザー本来の質感を追求
BACKLASHが大切にしているのは、革の本来持つ味わいを楽しんでもらうことです。革表面にオイルやクリームを塗らず、革の自然なツヤや質感を大切にしています。革自体に含まれているオイルを活かすことで、着込むうちに革の中のオイルが動き、より革に馴染んでいくのです。
BACKLASHのレザー製品は、使用するうちに擦れたり傷がついたりし、形が変わることがありますが、それもまた革の魅力の一部です。購入時のままの状態を保つのではなく、時間の経過とともに変化し、使用者のライフスタイルや思い出が刻まれることで、唯一無二のアイテムに成長していきます。たとえば、雨に濡れたり、ライブで汗を吸い込んだり、様々な出来事がライダースジャケットに映し出されていくのです。
こうした長い時間をかけた経年変化により、革は鈍く底光りするような質感になったり、黒とも茶色とも言えない絶妙な色合いに変わることもあります。このプロセスこそが、BACKLASHのレザー製品の最大の魅力です。
製品染め
BACKLASHはレザーアイテムの製品染めにこだわり、その独特な風合いを生み出しています。これによりヴィンテージやユーズド加工とは異なる独自の雰囲気が生まれます。
製品染めのプロセスでは、まずアイテムの形を仕立て、その後で染めを施します。ジャケットなどは、染めた後に縮むことを想定して、3サイズ大きめに作られます。そして染色によって生じる自然なシワや縮みが、着るごとに着用者の体に馴染んでいくのです。片山勇はレザーが早く自分の身体に馴染むように、自宅でリラックスする際にもレザーアイテムを着用しているそうです。このようにしてレザーは、着用を重ねることで徐々に伸び、自分だけの特別なフィット感を育てることができます。
通常、他のブランドではリスクが高いため製品染めを手掛けませんが、BACKLASHは自社工場を持ち、そこで細かい研究や開発を行うことで、製品染めを実現しています。この自社工場の存在が、BACKLASHの製品に独自の個性と高い品質をもたらしているのです。
さらに、BACKLASHは赤や黒の染料を巧みに混ぜ合わせ、赤みがかった黒や青みがかった黒など、様々な色合いを生み出してきました。このような独創的なカラーバリエーションも、BACKLASHならではの魅力です。製品染めによって生まれる質感は、BACKLASHならではのものであり、そのこだわりが多くのファンを惹きつけています。
代表素材「イタリアンショルダータンニン鞣し」
BACKLASHが代表素材として使用するイタリアンショルダーのタンニン鞣しレザーは、その高品質と独自の風合いで知られています。イタリアンレザーは、比較的厚手で耐久性が高く、しっかりとした質感を持つのが特徴です。特にショルダーレザーは、牛の肩周りから取れるため、筋肉が発達していて非常に頑丈です。この部位は多くのシワ(トラ)が存在し、それぞれのアイテムに唯一無二の個性を与えます。
BACKLASHのレザー製品は、タンニン鞣しという伝統的な方法で加工されています。この鞣し方は植物由来のタンニンを使用し、革を自然な風合いに仕上げるため、非常に時間がかかります。一般的には5ヶ月から6ヶ月かけて鞣されることが多く、その過程で革は柔らかくなり、耐久性も増します。タンニン鞣しの革は、使用するほどに色合いや質感が深まり、美しい経年変化を楽しむことができる点が魅力です。
このような手間と時間をかけた製造方法は、環境にも優しいとされています。タンニン鞣しは天然の植物由来の材料を使用するため、環境への影響が少なく、持続可能な製造方法とされています。一方、クロム鞣しのように迅速な大量生産はできませんが、BACKLASHではその手間を惜しまず、一つ一つの製品に高い品質と個性を込めています。
イタリアンショルダーのレザーは、その美しい発色とツヤ感が特徴で、普段使いに適した丈夫さも兼ね備えています。使い込むことでさらに柔らかくなり、手に馴染むようになるため、長く愛用することができます。これにより、使用者は自分だけの特別なレザーアイテムを育てる喜びを味わうことができるのです。希少な素材と手間のかかるタンニン鞣しの方法を採用することで、BACKLASHのレザー製品は他にはない価値と魅力を持ち、多くのファンに支持されています。
多くのロックスター・アーティストから愛されるレザー
BACKLASHのレザーアイテムは、多くのロックスターやアーティストから愛され、その独特の魅力で広く支持されています。レニー・クラビッツ、元Oasisのリアム・ギャラガー、ニコラス・ケイジ、Rolling Stonesのキース・リチャーズなど、名だたる著名人たちが愛用しています。日本国内でも、木村拓哉や武田真治、B’Z、矢沢永吉などがBACKLASHのファンであり、そのクオリティとスタイルに魅了されています。
片山勇は、自身の広範な交友関係を通じて、多くの著名人と親交を深めてきました。特に印象的なエピソードとして、2009年3月のジャパンツアーの合間にリアム・ギャラガーがBACKLASHの展示会を訪れた際、メイドインジャパンのアイテムにロックとサムライのスピリッツの融合を感じ、感動したという話があります。リアムは片山勇と熱い抱擁を交わし、その夜のOasisのコンサートで片山氏のためにスペシャルシートを用意しました。このようなエピソードはBACKLASHの製品がいかに深い印象を与えているかを物語っています。
また、BACKLASHは国内のアーティストからも高く評価されています。2009年に公開された映画「イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ」では、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦やFPMの田中知之がインタビューに応じ、主題歌は片山氏と親交の深いGLAYが書き下ろしました。特にGLAYのTAKUROは、BACKLASHの熱心な愛用者として知られています。
2013年9月に行われたBACKLASHのブランド創立15周年記念ライブ「ISAMU KATAYAMA BACKLASH NIGHT “One Decade and a Half”」では、EXILE、東京スカパラダイスオーケストラ、FPMの田中知之、横道坊主、the HIATUSなど、BACKLASHおよび片山勇とゆかりのあるミュージシャンたちが華麗なパフォーマンスを披露しました。このように、片山勇が創り出すレザーアイテムは、その独自性と高品質で多くの一流のアーティストを魅了し続けています。
BACKLASHの定番・人気アイテム
BACKLASHといえば、イタショルのダブルライダースを思い浮かべる方が多いかもしれません。ライダースは、レザーの質感を楽しみやすいアイテムで、一着持っておくのがおすすめです。しかし、レザーはライダース以外のアイテムで取り入れることで、一味違う革の質感や経年変化が楽しめます。
ここでは、BACKLASHの定番・人気アイテムを紹介していきます。
イタリアンショルダー製品染めダブルライダース
BACKLASHの定番人気アイテムである「イタリアンショルダー製品染めダブルライダース」は、ブランドを象徴する一着として高い評価を得ています。通称「イタショル」と呼ばれるこのライダースジャケットは、BACKLASHファンの間で累計売り上げ枚数がダントツ1位を誇り、その骨太な革の質感と製品染め特有の独特な雰囲気が特徴です。実際に、デザイナーの片山氏も初心者におすすめするアイテムとして名前を挙げていました。
イタショルのダブルライダースは、顧客からの要望をもとにアップグレードされており、ライダース初心者にも挑戦しやすいシンプルなデザインとなっています。このジャケットには、イタリアのタンナーによって丁寧に仕上げられたショルダーレザーが採用されています。成牛の肩の部分を大きく用いたイタリアンダブルショルダーを使用することで、肉厚で重厚感のある革質が特徴となっています。
さらに、このダブルライダースジャケットの魅力は、大ぶりで迫力のあるトラ(シワ)の表情や、色気のある艶やかな質感です。これらの特徴により、着る人の個性を引き立てるとともに、時間の経過とともに美しく変化する経年変化も楽しむことができます。こうした要素が、BACKLASHのイタリアンショルダー製品染めダブルライダースを多くのファンに愛される理由です。
この一着は、BACKLASHの革に対するこだわりと高い技術力を象徴するものであり、ファッションにこだわる方にとって必見のアイテムです。
オリーチェ
BACKLASHの人気アイテム「オリーチェ」は、他のラインナップとは一線を画す存在です。このライダースジャケットは、製品染めが施されていないため、ぎらぎらとしたせず、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
オリーチェという名称は、ジャケットのボディに使用されている革を鞣すイタリア・トスカーナ州のタンナリー「Conceria Orice S.r.l.」に由来しています。このタンナリーは、ダブルショルダーのベジタブルタンニン鞣しを得意としており、その技術が詰まったフルグレインのダブルショルダーがオリーチェライダースに使用されています。
オリーチェライダースの大きな特徴は、背中のパーツが牛の左肩から右肩まで一続きのダブルショルダーでできている点です。これにより、後身頃が一枚のパーツで構成されており、他のレザーブルゾンとは一線を画す美しさを持っています。革の表面には、牛の生前の皮膚のシワである「トラ模様」が残されており、これが独特の個性と魅力を与えています。一般的なドレスシューズなどではトラ模様は忌避されがちですが、オリーチェライダースではこの模様がむしろ好まれています。
使用される革の厚みが1.0 mmと非常に厚手であることも特徴の一つです。羊革やクロム鞣しの牛革では1 mm前後の厚さが普通ですが、ベジタブルタンニン鞣しでこれだけの厚みを持たせるのは非常に珍しく、BACKLASHならではのアプローチです。厚手の革は、初めは体に馴染ませるのが一苦労ですが、鞣し工程でしっかりと加脂されているため、着込むうちに徐々に柔らかくなり、体にフィットしていきます。
オリーチェライダースの着丈とシルエットは、BACKLASHにしては控えめで、ほどよいコンサバティブな印象を与えます。肩幅でサイズを合わせると、着丈は短すぎず、身幅もタイトすぎない絶妙なバランスが特徴です。このバランスの取れたシルエットが、幅広いスタイリングに対応できる理由の一つとなっています。オリーチェは、BACKLASHの革へのこだわりと技術力を象徴する一着であり、その高品質と独特の風合いが多くのファンを魅了しています。
イタリアンショルダー製品染めレザーパンツ
BACKLASHの「イタリアンショルダー製品染めレザーパンツ」は、その独特な存在感と高い品質で人気を博しているアイテムです。このレザーパンツには、厚さ0.9mmのイタリアンショルダーレザーが採用されており、多量のオイルを染み込ませた下地がベースとなっています。成牛の肩部分の革を使用しているため、肉厚で重厚感があり、硬質な質感が特徴です。さらに製品染めが施されることで、陰影のあるムラ感が加わり、荒々しくも洗練された表情を持つ一着に仕上がっています。
初めて着用した際のハリのある硬質な感覚は、時間と共にしっとりと柔らかくなり、独特の艶感が増していきます。着用を重ねることで、革の表面はより一層味わい深く変化し、弾力のある履き心地に変わっていくのが魅力です。この変化は、自身の体にフィットしていく過程で起こるため、個々の体型に合った唯一無二のパンツへと育っていきます。
シルエットは全体的にタイトフィットで、シャープな脚線美を強調するタイトストレートシルエットを採用しています。最初は少し窮屈に感じるかもしれませんが、着用を続けることで次第に心地よいフィット感へと変わっていきます。BACKLASHのイタリアンショルダー製品染めレザーパンツは、長く愛用することでその真価を発揮する、特別なアイテムです。
エンジニアブーツ
BACKLASHのエンジニアブーツは、ブランドの象徴的なアイテムとして広く知られています。特にダブルショルダーのエンジニアブーツは、そのファッション性と耐久性を兼ね備え、多くのファンに支持されています。原型のタフな雰囲気を保ちつつ、細身のシルエットに仕上げられており、ワークパンツ以外の様々なスタイルにもマッチするバランスの良さが特徴です。
使用されているダブルショルダーレザーは、BACKLASHが得意とする製品加工技術によって、独特の風合いと高い耐久性を備えています。初めは硬くしっかりとした感触ですが、着用するほどに柔らかくなり、使い込むことで革の表情が豊かに変化していきます。特に、肉厚なレザーにはダイナミックなトラやシボがしっかりと刻まれており、使い込むほどに深みのある艶が増していきます。
このエンジニアブーツには、重厚なバックルパーツが使用されており、細身のシルエットを維持しながらも着脱の利便性を高めるためにサイドジップが装備されています。このジップには、堅牢なriri社製のファスナーが採用されており、耐久性と使いやすさを両立しています。二重になったバックルが特徴的で、これが視覚的なアクセントとなり、他にはない個性を演出します。
ソールは消耗しにくく、耐久性に優れた素材を使用しており、ヒールは重厚な仕上がりでしっかりとした踏み心地を提供します。カウンターのステッチは二重に施されており、これによりステッチが切れることを防ぎ、長期間にわたって安心して履くことができます。
特にBLACKが人気ですが、KHAKIは革の表情がより顕著に現れ、独特の風合いを楽しむことができます。
exclusive DOUBLE RIDERS JACKET / JP-CALF GARMENT WASHED (TURQUOISE)
BACKLASHの人気アイテム「exclusive DOUBLE RIDERS JACKET / JP-CALF GARMENT WASHED (TURQUOISE)」は、純国産にこだわった逸品です。0.8mm厚のカーフレザーを使用し、国内でも有数のタンナーによって仕上げられたこのジャケットは、もっちりとした弾力と柔らかさを持ち、身体に自然に馴染む質感が特徴です。カーフレザーの特有の柔軟性により、着用を重ねるごとに立体的な皺が形成され、独自の風合いが生まれます。
このダブルライダースジャケットは、「BACKLASH THE LINE」などで採用されている染色加工技法を駆使して製作されています。素上げの状態の革を綺麗に染色した後、製品の形を構築し、さらに製品状態で洗いを掛けることで、縮みを生じさせて独特の存在感を作り上げています。この方法により、製品染色と同様の力強い表情を持ちながらも、色むらがなく、安定したサイズ感が保たれます。
デザインはベーシックなダブルライダースを基にしつつ、胸部に垂直に、下方に水平に計4本のファスナーポケットを配置し、腰部にはダブルストラップのアジャスターを装着しています。これにより、英国らしさを感じさせるデザインが特徴です。高級レーヨンファブリックを裏地に採用し、非常に滑らかな袖通しを実現。ファスナーにはYKK社製の高級タイプEXCELLAを採用し、引手には実用性を考慮したブランドオリジナルデザインが施されています。
このジャケットは、丈感を通常よりも少し長めに設定したLOOM exclusive仕様で、BACKLASHの革の魅力を最大限に活かすことを追求したモデルです。サイズ感や着心地を徹底的に見直し、無骨さと着やすさを両立させています。タテのラインを意識したシルエットが洗練された雰囲気を醸し出し、着用を重ねることで革の色艶が深まり、立体的で波打つような皺感が楽しめる一着です。
BACKLASHのダブルライダースジャケットは、その職人のこだわりが感じられる、まさに「育て甲斐」のあるアイテムです。カーフレザーの柔らかさと弾力を兼ね備えたこのジャケットは、長く愛用することで独自の風合いを楽しむことができる、特別な一着です。
PIG SUEDE “CHECK PRINT” CHORE JACKET
BACKLASHの「PIG SUEDE “CHECK PRINT” CHORE JACKET」は、年間を通じて長く愛用できるアイテムとして人気です。このジャケットには、ウェットホワイトの状態で鞣された0.8mm厚のピッグレザーが使用されています。床面をスエード状に仕上げ、特殊な技法によってチェック柄のプリントが施されています。このプリントは、数回にわたって丁寧に繰り返されることで、美しい絵柄が形成されています。見た目は布製のように見えますが、実際にはレザーの特性を活かした一着です。
このピッグレザーは、柔和な質感としなやかさ、通気性に優れています。また、耐久性にも優れており、着用を重ねるごとに味わいが深まります。レザーならではの経年変化がチェック柄プリントと相まって、布製品にはない独特の雰囲気を醸し出します。ピッグレザーの裏側にプリントされているため、スウェードの質感が楽しめるのも特徴です。
デザインは、複数のフロントポケットを備えたワークジャケットとして設計されており、ピッグレザーの軽い感覚で着用できるシャツジャケットスタイルです。シルエットは、余裕を持たせつつも活動的に着こなせるバランスで構築されています。カバーオールの基本デザインに加え、チンタブなどのアレンジが施され、ファッション性を高めています。ボックスシルエットなので、タイトに着るシャツとは異なり、ゆったりとした着心地が特徴です。
ポケットは両胸と裾に合計4つあり、左胸にはフラップなしのポケットが配置されています。ピッグレザーの裏側にチェック柄がプリントされており、着用を重ねることでプリントがかすれ、ヴィンテージウェアのような雰囲気を楽しむことができます。また、ピッグレザーはブーツの裏地にも使われるほど薄くスムースな素材で、裏地はありませんが滑りが良いのが特徴です。
袖口はシャツジャケット風で、たくし上げたり折り返したりすることが可能です。この柔らかさとデザインは、「これが本当にレザーなのか?」と思わせるほどです。ライダースデザインばかりでなく、新しいスタイルに挑戦したい方にとって、チェック柄のシャツジャケットは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。
レザーアイテムを手掛けるブランドは多くありますが、BACKLASHは革の自然な質感を味わうことができるのが魅力です。製品染めによる風合いは他のブランドとは一線を画しています。レザーアイテムは経年変化が楽しめるので、中古市場でも高値で取引されやすいアイテムです。レザーの購入を検討している方にはBACKLASHのレザーがおすすめです。是非一度袖を通してBACKLASHのこだわりを感じてみてください。
モードスケープではBACKLASHの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。BACKLASHのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。
とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。
ISAMU KATAYAMA BACKLASHのお買い取り案内ページはこちら
モードスケープではISAMU KATAYAMA BACKLASHの買取を強化しています。定番人気のイタリアンショルダー製品染めダブルライダースや製品染めレザーパンツなどのレザーアイテムは中古市場でも需要が高く、高価買取いたします。ご検討の際は、お気軽にご相談ください。
ISAMU KATAYAMA BACKLASHの買取について
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。