KAPTAIN SUNSHINE

上質な日常着を求める男たちへ古着メンズ必見ブランドKAPTAIN SUNSHINEについて

アメリカ古着に影響を受け、日本の世界に誇れる縫製技術とこだわりの上質素材を合わせた男服作りを目指すファッションブランド｢KAPTAIN SUNSHINE｣。デザイナーの児島晋輔氏の古着愛が投影されたアイテムは多くのファッション好きから反響を受け人気を博しています。

この記事ではKAPTAIN SUNSHINEのブランド概要と共に、定番アイテム・コラボアイテムについて解説していきます。

KAPTAIN SUNSHINEとは

出典 fashion-press.net

KAPTAIN SUNSHINEは、「素材選び」・「環境への配慮」・「時間を超えたデザイン」で、現代のファッション業界において独自の位置を確立しています。これらの特徴は、日常生活においても特別な日にも活躍する、多様で実用的なコレクションを生み出す基盤となっています。
ここでは、KAPTAIN SUNSHINEについて深く知るため、デザイナーの児島氏やブランドの特徴などについて見ていきましょう。

KAPTAIN SUNSHINEのブランド概要

KAPTAIN SUNSHINEは、2013年に児島晋輔氏によって立ち上げられた日本のメンズファッションブランドです。KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは、アメリカのワークウェアとミリタリースタイルをベースにデザインしているのが特徴です。このアプローチにより、伝統と革新が見事に融合したコレクションが生み出されています。
また、特に上質な原料を使用し、生地からこだわって作られているのも魅力のひとつです。日本国内の厳選されたファクトリーでの確かな縫製技術は、それぞれの製品に高い耐久性と精緻さをもたらしています。KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは、洗濯や天日干しが可能であり、日常的な使いやすさを考えて設計されています。

コンセプトは「旅へと連れ出したくなる一着」。児島氏はデザインのインスピレーションを旅から得ています。動きやすさやポケットの数など、着心地や機能を意識してデザインしています。また、旅で目にした建物や景色から受けた刺激をアイテムの色へ反映させています。往年のアメリカ製品に影響を受けながら、古くからのトラディショナルやフィールドウェアなどのエッセンスを大切に製作されています。

KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは、BEAMS、UNITED ARROWS、JOURNAL STANDARDといった日本国内の大手セレクトショップで取り扱われているほか、多くの個人店舗でも購入が可能です。アクセスしやすく、ブランドの魅力を直接感じられる環境が整えられているのも嬉しいポイントです。

デザイナー児島晋輔

出典 paddler-shonan

児島晋輔氏は、1976年に兵庫県で生まれ、美しい自然に囲まれた長野県白馬で育ちました。彼はファッションに対する情熱を若い頃から持っており、特にアメリカの古着に対する愛情は、彼のスタイルとキャリアに大きな影響を与えています。高校時代から、ハンティングやフィッシングに用いられる複雑なディテールを持つ衣服に魅了されていました。

児島氏のファッション業界でのキャリアは、まずファッション雑誌のエディターとしてスタートしました。彼はエディターとして、トレンドを読み解く眼とクリエイティブな表現のスキルを磨き上げ、デザイナーとしての道を築く礎を作りました。その後、エディターとしてのキャリアを経て、彼はさらに自己の創造的なビジョンを追求するためアパレルデザイナーへと転身し、Waste(twice)でデザイナーとしての才能を開花させます。
2013年、児島氏は自らのブランド「KAPTAIN SUNSHINE」を立ち上げました。彼のデザインは、彼自身が好んでいるアメリカの古着やワークウェア、ミリタリースタイルの影響を受けてデザインされています。児島氏は、”「ゼロから生み出すよりは、50年前、100年前の日本や世界中の洋服のアーカイブから再編集してつくっている」”と述べています。

また、KAPTAIN SUNSHINEは、素材づくりにも非常にこだわりを持っています。ファブリックカンパニーを母体としているため、素材に対する深い理解と高い品質が求められる中で、各素材の名産地を訪れ、職人との直接的な交流を通じて最高の素材を選び出し、それを使用しています。このプロセスは、彼の作る洋服がただの日常着以上の価値を持つ理由の一つです。

児島氏は、自身のルーツとも言える日本のモノづくりの精神を大切にしつつ、国内外の旅や様々な文化との出会いからインスピレーションを受けています。これらの経験は彼のデザインに独特な味わいと深みを与え、国内外のファッション愛好者から高く評価されています。児島晋輔氏の独創的なアプローチは、彼がこれからもファッション業界に新たな風を吹き込んでいくことを予感させます。

KAPTAIN SUNSHINEの特徴

KAPTAIN SUNSHINEは、デザインのシンプルさとユニークさを兼ね備えているのが特徴です。普段使いからアウトドア活動にも適した幅広いラインナップが、多様な顧客のニーズに応えています。
ブランドのデザインは、60年代のアメリカンスタイルにインスパイアされた伝統的な要素と、ラフで懐かしいがモダンな雰囲気を併せ持つことが特徴です。特にミリタリーの歴史からインスピレーションを受けており、戦争や危険を回避するために考案された耐久性の高い生地やディテールを取り入れています。これらの要素は、過酷な状況に耐えうる強さと機能性を服にもたらし、同時に都会的で洗練されたスタイルを演出しています。

また、KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは環境へも配慮されています。再生編みのデニムなど、サステナブルな素材を積極的に使用し、地球に優しいファッションの提供を目指しています。品質にこだわり抜いたウェアが長く愛され、世代を超えて受け継がれることを目指しています。

素材へのこだわり

KAPTAIN SUNSHINEは、素材作りに徹底的にこだわっているブランドです。児島氏は、素材への深い理解と革新的なアプローチを持っており、それがブランドの核となっています。児島氏にとって、優れた素材は洋服作りの最初の一歩であり、その過程は産地を訪れ、職人たちと直接対話を交わすことから始まります。

児島氏は「面白い素材を作る人に出会うことがモノづくりのヒントになる」と語り、この出会いが新しいアイデアの触発につながっていると述べています。新しい糸や布の情報や職人達が次に考えていることからインスピレーションを得て、KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは作られることが多くあります。
また、KAPTAIN SUNSHINEはAURALEEも所属していた生地会社のクリップクロップを母体に持つこともあり、縫製技術の精緻さと質の高い生地によるプロフェッショナルな商品作りを実現させています。

KAPTAIN SUNSHINEの定番アイテム

KAPTAIN SUNSHINEのアイテムは、日本のモノづくりの精神や国内外の旅や様々な文化との出会いが大きく関わっています。ここからは、KAPTAIN SUNSHINEの定番アイテムを見ていきましょう。KAPTAIN SUNSHINEの特色である上質な素材、古着のディティールをポイントに紹介していきます。

Crewneck Big Tee

KAPTAIN SUNSHINEの「Crew Neck Big Tee」は、和紙100%の吊り編み天竺を使用し、その独特な質感とディテールが際立つアイテムです。このTシャツは、リネンのようなドライで涼しい肌触りがポイントです。シンプルながら上品なサマーニット感覚で着用できます。シルエットはリラックスフィットに設計されており、程よいドレープ感と抜群の着心地を実現しています。和紙素材特有の軽やかさと、洗い込むごとに増す膨らみが特徴で、使い込むほどに肌に馴染み、風合いが増していきます。

さらに、和紙は速乾性、吸湿性、消臭力に優れており、蒸し暑い日本の夏にも快適に過ごすことができる素材です。初めて和紙を服に用いる方でも、糸切れの心配は無く、家庭用の洗濯機で安心して洗濯が可能です。長く愛用することで、経年変化を楽しみながら、その風合いをより一層深めることができます。
このTシャツは、ラフになりがちな夏の装いにも大活躍し、トップスとしてもインナーとしても幅広く活用できます。ゆとりのあるシルエットは、「大人の余裕と抜け感」を演出し、どんなスタイルにも洗練された印象を加えてくれます。KAPTAIN SUNSHINEの「Crew Neck Big Tee」で、この夏をより快適に、そしてスタイリッシュに過ごしましょう。

5P Zipper Denim Pants

KAPTAIN SUNSHINEの「5P Zipper Denim Pants」は、クラシックなデザインと現代の洗練を見事に融合させた逸品です。13.5オンスのレギュラーオンスの生地でありながら、旧式織機でおられたセルビッチデニムです。40年代のデニム繁栄期のアイテムを徹底的に解析し、旧式織機でゆっくりと織り上げることで、独特の凹凸感とヴィンテージ感を再現しています。
生地は、カリフォルニアのサンフォーキンバレーで生産される上質なサンフォーキン・コットンを使用しています。特殊な紡績方法によってナチュラルネップを混ぜながらピュア・インディゴで染め上げられているのもポイント。

5P Zipper Denim Pantsは、リラックスフィットのワイドテーパードシルエットを採用しており、様々なトップスやシューズとの相性も抜群です。色展開はINDIGOとBLACKの2色で、春先から夏場にかけても快適に着用できますよ。

Traveller Coat

KAPTAIN SUNSHINEの「Traveller Coat」は、どんなシーンにも対応する理想的なアウターウェアです。特徴は、ラグランスリーブによる自然な肩のラインと、美しいドレープ感が生み出される広がりやすいシルエット。チンストラップと比翼仕立てのフロントデザインからは、エレガントさが感じられます。さらに、3つのフラップ付きポケットが実用性も確保しています。

素材には、極細ウール繊維のSuper140’s（16.5マイクロン）を使用した高密度に織り上げたリバース・ダブルクロスメルトンが採用されています。ウールとは思えない滑らかなタッチと、見た目の重厚さに反して、驚くほどの軽さと柔らかさがあるのが魅力です。さらに、表裏で色や柄を変えることにより、一枚地でありながらライニングが貼られているかのような独特の配色仕様となっています。
袖裏にはキュプラの裏地が貼られており、滑らかな袖通りを実現しています。全体的にリラックスフィットな設計で、ジャケットなどの上からも快適に着用できます。

メンズライクなディテールが施されている一方で、どなたにも合うサイズ感とデザインで、男女問わず幅広い層に愛用されています。Traveller Coaは、ブランドのイメージを代表する一着であり、質感と機能性の高い逸品です。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。デザイナーの児島晋輔氏の衣服の哲学を知ることで古着という文化、ファッションへの理解が深まりますね。また、全体的に機能的にもデザイン的にも便利で長く使えるアイテムが多く、中古市場でも人気の高いブランドとなっています。
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