Lesca LUNETIER フランスのヘリテージ眼鏡ブランドについて 中古市場での価値も解説
フランスのジュラ地方にて伝統的なハンドメイドによる製法でフレンチトラッドな眼鏡を作り続けている眼鏡ブランドLesca LUNETIER(レスカ ルネティエ)。フレンチヴィンテージという新しいトレンドを打ち立て、日本でも人気が高まり昨今最も注目を浴びている眼鏡ブランドといっても過言ではありません。アパレルショップで見かけることの多いクラウンパントフレームの代表ともいえるブランドです。フランスの伝統的な眼鏡製法を受け継ぎ、新しい価値を提供し続けるLescaについて紹介します。おしゃれで長く愛用できる眼鏡を探している方はぜひチェックしてください。
【1】Lescaについて
Lescaの始まりはフランス東南部のジュラ地方。スイスの国境近くにあるこの地域は眼鏡の産地として栄えてきました。Lesca家は20世紀初頭から眼鏡に携わってきた家系です。眼鏡のヴィンテージフレーム収集家としても有名なジョエル・Lescaは1964年にブランドを立ち上げました。職人によるハンドメイドの眼鏡やヴィンテージフレームを活用したコレクションを手掛けています。日本では2013年から展開されており、これからぜひ注目していただきたいブランドです。
出典 lescalunetier.com
【2】3つのコレクションライン
Lescaには大きく分けて3つのコレクションラインが存在します。それぞれのコレクションラインについて違いと特徴を解説します。
Original Collection
いわゆる現行モデルと言われているOriginal Collection。職人の技術を元に最新モデルとして制作されています。
Vintage Collection
Lesca社を含むフランス・ジュラ地方にあったメガネの製造工場・アトリエが保管していたヴィンテージ品を収集し、Lesca社で組み立てています。Lesca製のものだけではなく、フランス製のヴィンテージ眼鏡を収集しLescaで組み立てたものを取り扱っています。
Upcycling Acetate Collection
ヴィンテージの生地を用いて再構築的にフレームを成型するUpcycling Acetate Collection。ヴィンテージの生地を用い金型や設計図もヴィンテージのものを使用して、蝶番や組み立て方は現代のものを使って剛性をアップしています。
【3】クラウンパントとは
2013年にLesca ルネティエが日本に上陸して以来、徐々にブレイクしてきたクラウンパント。日本人にとっては、印象的なフレームデザインですが、フランスでは1920年頃から生産されている馴染みな形のフレームです。Lescaで販売しているのは、Vintage Collection。工場やアトリエで保管していたヴィンテージ品を組み立てたものです。直線的でありながら丸みを感じさせるデザインはシックな印象を与えながらも現対的な雰囲気を持ち併せています。ヴィンテージ眼鏡を検討中の方はLescaの中心的なアイテムクラウンパントをぜひチェックしてみてくださいね。
【4】代表的現行モデル
ここからは現在人気が高まっている代表的な現行モデルを8つ紹介していきます。それぞれ特徴やデザインの雰囲気が異なります。Lescaのフレンチシックな眼鏡が気になっている方はこの中からお気に入りをみつけてみてはいかがでしょうか。
4-1 PICA
出典 lescalunetier.com
PICAは少々小ぶりなクラウンパント型のフレームです。丸みがありながらも上部に角があるメリハリの効いたデザイン。小ぶりではありますが、ボリュームを感じるデザインで顔なじみの良いモデルです。
4-2HERI
出典 lescalunetier.com
HERIもクラウンパント型の中では小ぶりなデザインです。フレームが細めに作られているので、女性でも取り入れやすいでしょう。ブリッジが長めで安定しやすいのが魅力。クラウンパントを初めて取り入れる方にもおすすめです。
4-3 La corb’s
出典 lescalunetier.com
有名な建築家ル コルビュジエが愛用していたことでも知られるLa corb’s。丸みをおびたデザインで重厚感があります。角張っておらず、厚みがあるフレームのため柔らかい印象に。テンプルが太めなので、横からのデザインにもこだわりたい方におすすめです。
4-4 PHIL
出典 lescalunetier.com
建築家フィリップ・ジョンソン愛用していたことから名前が付けられたPHIL。ラウンド型のフレームで、縦方向に伸びた特徴的な形がポイントです。フレームも厚めで存在感があるため、コーディネートのワンポイントとして取り入れるのもおすすめ。かけるだけでアーティスティックな雰囲気を醸し出すアイテムです。
4-5 TORO
出典 lescalunetier.com
元々は試作として作られていましたが、レギュラー商品として販売されることになったという経緯をもつアイテムです。クラウンパントの中ではフロント部のサイズが大きめで、フレームもレンズ周りが6mmと太めに作られています。他の相手と比べるとブリッジ部分が狭くつくられているため、鼻筋の低い日本人向いているアイテムです。サングラスにするのも人気がありますよ。
4-6 BURT
出典 lescalunetier.com
ラウンド型の眼鏡で、フレームは細すぎず太すぎない絶妙なバランスに仕上げています。フランスで有名な日本人画家藤田嗣治が愛用していました。ラウンド型のフロント部からまっすぐ伸びるテンプル部分がアクセントに。顔の形を選ばないので、ラウンド型の眼鏡に初めて挑戦する方におすすめです。
4-7 POSH
ウェリントン型のPOSHは小ぶりなアイテム。ボリューム感のあるフレームでありながら、小さめに作られているので気軽にかけやすく、日常的に身に付けるのに向いているアイテムです。ブリッジ部分が鍵穴のように見えるキーホールブリッジがおしゃれな雰囲気を醸し出します。フレームは全体的にしっかりとカッティングされているので、スタイリッシュな印象を与えてくれますよ。
4-8 Gabin
クラウンパントとは異なり、ややスクエアよりのフレームです。外側に向かって角度がついている独特なデザイン。サラッとかけられるのに、存在感のある唯一無二なアイテムです。フレームの幅が2mm違うだけでも印象が変わります。サングラスにも眼鏡にも向いているアイテムなので、Lescaの購入を考えているかたはぜひ一度検討してみてください。
【5】Lescaのリセールバリューについて
おしゃれで印象的な眼鏡を求めている方から、ヴィンテージ眼鏡を集めている方まで人気を獲得しているLescaはリセールバリューも非常に高く評価されます。洋服と違い、眼鏡はレンズや調整を行うことで長く使うことができるため、セカンドオーナーやサードオーナーとして愛用していく方が増えています。
出典 lescalunetier.com
Lescaの中では特に、Vintage Collectionは中古市場で人気が高く、希少なため高値で取引されます。それに伴って現行モデルであるOriginal Collectionも評価が上がっており、流通量も増加しています。セカンドオーナーとしてLescaのアイテムを手に入れた後も、丁寧に扱い、商品情報を管理しておけば高値で売りに出すこともできるでしょう。Lescaのアイテムを検討中の方はぜひ中古市場のアイテムもチェックしてみてくださいね。
【6】まとめ
クラウンパントフレームを手掛ける代表的なブランドであるLesca LUNETIER。フランスの伝統的なノウハウと現代の技術を掛け合わせて独自のアイテムを作り続けています。流行しているクラウンパントや3つのコレクションの違いをしっかり理解した上で自分に最も似合う眼鏡を探してみましょう。今回紹介した現行モデルを参考に、中古市場の商品も含めて探してみるのがおすすめです。ファッショナブルで長く愛用できる眼鏡を手に入れて下さいね。
MODESCAPEでは、レスカ ルネティエの買取を強化しています。レスカ ルネティエが展開するラインには複数あり、新作の現行品から近年再注目されているヴィンテージ品まで、アイテム一つ一つの価値を理解し適正な査定をいたします。お買い取りをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
レスカ ルネティエの買取について
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。