LOUIS VUITTON バッグを高く買い取ってもらうには?
長い歴史を持つ「LOUIS VUITTON」は、世界中の人々から愛されており、知らない人がいないほど有名なブランドです。中でもブランドを代表するモノグラムは100年以上に渡り生産され続けており、時代に左右されないデザイン性の高さから高く取引がされています。 長く愛用できるバッグとしても支持されていますが、毎年のように新しいラインも生まれているので「そろそろ買い換えようかな」と買取に出そうと検討される方もいらっしゃるはずです。そこで生まれてくるのが「高く買い取ってもらえるバッグの種類はあるの?」「高く買い取ってもらうためにはどうしたら良いの?」等といった疑問ですよね。
この記事ではこのようなお悩みを解消するため、LOUIS VUITTONのバッグのどんなラインやモデルが高く買い取ってもらえるのか、買取に出す前にチェックしておきたいポイントについてまとめました。LOUIS VUITTONのバッグをお買い取りに出そうと考えている方は是非参考にしてみてください。
なぜLOUIS VUITTONの中古品は需要があるのか?
ハイブランドの代表格として知られるLOUIS VUITTON。長年愛用できる高品質なバッグは中古市場でも大人気。定価よりもリーズナブルに購入できるため、多くの人にとって需要があります。LOUIS VUITTONのバッグを高く買い取ってもらうなら、実は円安の今がチャンスなんです。
耐久性の高い素材
中古品であってもそれだけ需要があるのは「LOUIS VUITTONバッグの耐久性の良さ」が理由の1つに挙げられます。確かな職人の技術によって製造されるバッグは高品質で、そのクラフトマンシップは次の世代へと継承されています。
中古品を手に入れたとしても、即戦力でワードローブ入りできるほどの丈夫さがポイント。中でも高い買い取りが期待できる「モノグラム」や「ダミエ」はPVCという素材が使われています。そのため中古市場で出回っているものでも、比較的状態の良いものが多いのです。
PVCとは布地にポリ塩化ビニールを塗った人工素材。表面にシボ加工を施すことでリアルレザーのような見た目になります。この生地のメリットとして、耐水性と耐久性があります。ビニールであるため革とは違い、水を通しません。なので汚れを水拭きしたり、中性洗剤等を使って落とすことも可能。またキズが付きにくい特徴もあり、日常使いに適した素材と言えるでしょう。
汚れやキズの有無はバッグを高く買い取ってもらうにあたって、金額が非常に左右される項目です。
中古品だからこそのメリット
中古品のメリットは圧倒的な価格の安さにあります。ハイブランドのバッグを新品で手に入れようとすると数十万円と高額です。それが半額以下で購入できるとなると、中古品であっても需要があります。それほどハイステータスなLOUIS VUITTONのバッグはデザインも秀逸で、誰もが手にしたいと思うハイブランドの象徴と言えるのです。そのため多少のキズや汚れがあったとしても、高く買い取ってもらえるは十分に可能性あります。
もう1つのメリットは中古市場でしか手に入らない廃盤アイテムや限定生産したモデルがあるということ。現行では販売していないバッグは、中古品として出回るのを待つしかありません。なのでそのようなバッグは大変需要があり、もし状態が良ければ定価に違い金額での買い取りも期待できます。
また、昔トレンドだったモデルも再注目を浴びており、これに関しては中古品と呼ぶより「ヴィンテージ」と呼ぶ方が相応しいかも知れません。意外な需要を秘めている可能性があるため、お手持ちのLOUIS VUITTONバッグを一度、モードスケープへ査定することをおすすめします。
国内の買取相場が上がっている
円安と聞くとさまざまな物価が上がって、良いことが1つもないと思ってしまいますが、決してネガティブなイメージだけではありません。実は円安の影響で買取相場が上がっているのです。
これはどういう仕組みか簡単に説明すると、買取価格は商品の定価をベースに設定されます。そのため円安で新品定価が上がれば、自動的に市場価値も上がったということになり、結果買取価格も上がるのです。
またLOUIS VUITTONにおいては2021年に4回もの価格改定がされていて、新品価格が高騰し続けています。そして2022年では値上げ幅が10〜28%で設定されたため、数年前に比べると大幅に新品価格が上がりました。これは言い換えれば「数年前に購入したLOUIS VUITTONのバッグを、その時よりも高く買い取ってもらえる可能性がある」ということ。
また外国人観光客による爆買いも在庫品薄の状況を作るため、拍車をかけています。つまりLOUIS VUITTONのバッグを高く買い取ってもらうには、円安と爆買いの影響を受けている今が絶好の機会なのです。
高く買い取ってもらうには?
やはり王道で人気のラインやモデルは高い買取価格を期待できることに加え、製造年によっても多少の価格が変動します。もちろん新品に違い状態のほうが価格は高く、ケースバイケースですが定価の10〜60%で買い取りが成立します。
ライン(柄)
定番のラインであればより需要は多く、高く買い取ってもらえます。その代表とも言えるのが「モノグラム」と「ダミエ」の2つ。
モノグラムは日本の家紋にインスピレーションを受けてデザインされたと言われており、花・星・LVのマークから成り立っています。
ダミエはモノグラムよりも前に生まれた市松模様がオリジナルのデザイン。その後1996年に限定販売だったはずが、あまりに人気を博したためシリーズ化しました。
どちらもPVC素材を使っているため、キズが付きにくい耐久性と水に強い耐水性があります。トレンドに左右されないデザイン、そして元々のタフさがあるので適切なケアを行っておけば、売るときに高く買い取ってくれる可能性大。
その次に人気なラインなのが「マルチカラー」と「エピ」。
マルチカラーは先ほどのモノグラムを鮮やかに彩ったデザイン。ブラウンやブラックのようなダークトーンのイメージがあるモノグラムとは対照的な雰囲気があります。デザインしたのは日本人アーティストである村上隆氏。
エピはシンプルな見た目ながら重厚感を演出していて、他のラインとは少し違ったテイスト。ブランドロゴの目立たないデザインには、無駄を削ぎ落としたソリッドな印象があります。
どちらもモノグラム・ダミエに引けを取らないほど人気なライン。エピに関してはグレインレザーを使用しています。中古品のレザーバッグを買うとなると表面のキズが気になりがちですが、エピは「麦の穂」を意味するフランス語が名付けられている通り、型押しのテクスチャーがポイントです。これは細かなキズでも目立たなくさせるため、中古市場でも人気なのです。
LOUIS VUITTONにマーク・ジェイコブスがデザインした「ヴェルニ」という人気ラインがあります。このラインにはナイロンが採用されており、デザインとしては華やかですが買い取りとなると少し価格が下がります。というのもナイロン自体、加水分解によるベタつきや劣化しやすい点が原因。特に海外ブランドの製品では高温多湿な日本の気候に対応できないため、すぐに劣化してしまう傾向があります。
モデル
LOUIS VUITTONの人気モデルをいくつかご紹介します。定番の人気バッグは中古市場でも需要があり、比較的高額で買い取りがされています。
まずは「ネヴァーフル」。飽きのこないデザインは長く愛用することができるため、高価な買い物をする際にはまず候補に上がります。2007年に発売されてから今でも人気は継続中でロングセラーなバッグと言えます。
シルエットは十分な収納が期待できる底が深いタイプ。そして3種類のサイズ展開がされています。1番小さいバッグでもマチ幅は10cm以上もあり、これはA4用紙が横向きに納まる大きさです。また500mlペットボトルを中に入れてもまだまだスペースはあるため、普段使いはもちろんビジネス用のバッグとしても重宝できます。
次に紹介するのは「アルマ」。誕生は1934年と長い歴史を持っています。パリ・セーヌ川にかかる橋から名が付けられていて、丸みを帯びた可愛らしいフォルムが特徴。バッグの横側までラウンドしているジップは大きく口を開いてくれるので、細々したものでもすぐにアクセスが可能です。
また2WAY仕様なのも嬉しいポイント。ストラップを付けることでカジュアルなショルダータイプに早替わり。ハンドバッグタイプではパーティーシーンにも対応してくれる優れものです。小ぶりながもしっかりとラグジュアリーな雰囲気を醸し出しているアルマ。随所に施されたゴールドの金具は、シンプルなコーディネートも華やかに彩ってくれます。
最後にご紹介するのはLOUIS VUITTONのアイコンバッグである「スピーディ」。コンパクトに折り畳むことのできるボストンバッグとして、多くの人に愛されるこちらのアイテム。シンプルなフォルムですが、カラーリングや使用する素材を変えたタイプも存在し、バリエーション豊富なラインナップが展開されています。
元となったバッグが旅行用バッグということもあり、その収納力は大容量。マチと底部分が広く取られているので、物を思いのまま詰め込むことができます。スピーディには様々なサイズがあり、1番小さなナノスピーディは横幅16cm。ショルダーストラップが付属しているのでポーチ感覚で持つことができます。
対して1番大きいサイズがスピーディ40。横幅は40cmもありますが、もちろんこちらも折り畳み可能です。また昔トレンドだったものがリバイバルブームを起こしている流れもあり、90年代頃のモデルも状態が良ければ高く買い取ってもらえる可能性があります。
製造年
実はLOUIS VUITTONのバッグはシリアルナンバーから製造年が分かるような仕組みになっています。ですがモデルごとに刻印される場所が決まっている訳でなく、また年代によってもバラバラです。経年劣化によって消えてしまうケースもあります。
そして2021年からシリアルナンバー制度は廃止されつつあり、その代わりに電波を用いて識別情報を読み取る「RFID」が採用されています。製造年による買取価格への影響として、中古市場では日付の新しい方が高く買い取ってもらえる傾向にあります。それはバッグを製造した時期によって裁縫や金具がより丈夫で長く使えるように、ブラッシュアップされているためです。
買取価格に影響するコンディションや付属品の有無
バッグのコンディションや付属品の有無によって、買取価格を大幅に下げてしまう可能性もあります。そうならないように日頃のケアや保管の方法、また買取価格に響いてしまう事例もご紹介します。
コンディション
LOUIS VUITTONのバッグを高く買い取ってもらうには、コンディションが大きく影響します。特に気を付けたいのがシミのような汚れ。日常的に使うバッグだからこそ汚れは付きやすくなってしまいますが、シミにならないうちに拭き取ってケアするという工程が大事です。帰宅したあとにサッとホコリを落としてあげるだけでも、十分な効果があります。
使わないものをいざ買い取りに出そうとして発覚するのがカビの存在。よくあるケースがバッグの内側や底部分にカビが繁殖しているパターン。クローゼットに置いていただけでも、高温多湿な日本では危険です。使わずに収納しておくのであれば、乾燥剤と一緒に保管をしておきましょう。その際、型崩れしないように詰め物を入れておくのも忘れずに。
PVCでなく、革製のバッグであれば革の状態にも気を付けたいところ。革は人の肌と同じようにケアをしておかないと乾燥してひび割れや破れを起こしてしまいます。定期的にブラシで汚れを落としてから、メンテナンスオイルを塗ってあげることで見違えるほど綺麗になります。
状態が良ければ良いほど高く買い取ってもらえる可能性が上がるので、一手間かけてから見積もりに出すことがおすすめ。
モノグラム・ダミエ(PVCバッグ)のケア方法
PVC素材を用いたバッグのお手入れは革製のものと比べると、断然手軽に行うことができます。耐水性があるので軽い水拭きや中性洗剤も使用可能。丈夫な素材として有名ですが、ケアを怠っていると劣化を早めてしまうので定期的なお手入れは必須です。
手順としてはまず、柔らかい毛のブラシで表面のホコリを優しく落とします。その後ぬるま湯に中性洗剤を入れて、その合わせた洗浄液を布に染み込ませます。
軽く叩いたり、優しく撫でるようにして汚れを落とします。決してこすってしまわないのがポイント。傷ができてしまって、買取価格に影響します。
次に水を含ませたタオルで水拭き。ここで残った洗浄液をしっかりと拭き取ります。
最後に乾拭きして水分をすべて落としたらケアの完了です。保管するときは通気性の良い場所に置いておきましょう。
買取価格がマイナスになることも、、、
最後に注意したい買取価格がマイナスになる事例。
LOUIS VUITTONではイニシャルを無料で刻印してくれるサービスがあります。そのサービスを受けたバッグを買い取りに出すと、需要の面で査定にマイナスを受けるため価格が低くなってしまいます。イニシャル入りと無しでは、状態にもよりますが約3〜5割の買取価格の差が付くのです。
また正規店以外での修理やカスタマイズを行なっている場合も査定に響きます。特に社外のパーツが取り付けられていたり、オリジナルのカスタマイズが加えられていると、高く買い取ってもらうことができなくなってしまいます。
もう1つ、買取価格を左右する要因として付属品の有無があります。バッグ本体の状態が綺麗であっても、付属品のショルダーストラップや南京錠、ネームタグが無ければ買取価格に影響してしまいます。
LOUIS VUITTONのバッグを高く買い取ってもらう基本として、購入時に付属していた備品はすべて無くさず手元に残し、イニシャルやカスタマイズを加えず、そのままの状態で使用することが大切です。
買い取りを見積もりに出す際には、購入時に付属していた外箱や保存袋を一緒に持っていくこともポイント。それら付属品をセットに見積もりしてもらうと、著しい痛みがなく保存状態も良ければ、まとめて高く買い取ってもらえる可能性があります。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。長く愛用ができるLOUIS VUITTONのバッグは、年代が新しくなればなるだけ高く取引されており、特にモノグラムとダミエは安定した価格で買取いたします。また、コンディションについても新品のように綺麗な状態を保つことがポイントです。高く買い取ってもらうには「使用後は柔らかい布でから拭きをする」「風通しの良い暗所で保管する」等のちょっとしたメンテナンスを購入時から行うことをおすすめいたします。
モードスケープでは、LOUIS VUITTONのバッグのお買取りを強化しております。 買い換えのタイミングやサイズの変化によって合わなくなることなどもあるかと思います。そんな時に、モードスケープにご相談していただければ全力でお力になります。 古いモデルやクリーニングやお直しが必要なものでも可能な限り良いお値段をおつけできるように吟味しながらお買取りしております。汚れやダメージがあるものでも、リペアを施して販売することも可能ですので一度ご相談ください。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。
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LOUIS VUITTONの買取について
この記事を書いた人
小川剛司 (MODESCAPE 編集部)
ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s