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「Manolo Blahnik:靴の芸術家が描くエレガンスの世界」

「Manolo Blahnik:靴の芸術家が描くエレガンスの世界」

「Manolo Blahnik:靴の芸術家が描くエレガンスの世界」

Manolo Blahnikの靴は、ファッション界で一際輝く存在です。その独特のデザインと卓越した職人技はドラマや映画にも幾度となく登場しているほどで、世界中のファッション愛好家やセレブリティに愛されています。

この記事では、Manolo Blahnikの靴がどのようにしてファッションアイコンとなり、多くの人々に愛され続けているのか、その魅力に迫ります。そして映画やドラマでの使用例についてもご紹介しますので是非最後までご覧ください。

Manolo Blahnikとは?

女性の憧れであるManolo Blahnikは1人の男性デザイナーによって立ち上げられました。 確かな品質と魅力的なデザインの靴は、有名ドラマで起用されたことをきっかけに世界中に名が広まります。

マノロブラニク
出典 theguardian.com/international

デザイナーの生い立ち

「マノロ・ブラニク」は1942年にスペイン・カナリア諸島で生まれました。幼少期は自宅で教育を受け、のちにスイスの寄宿学校へ通うことになります。大学生になる頃には、ジュネーブ大学で法律と政治学を専攻。これは両親の希望であり、彼を外交官へ就職させたかったためです。

ですが、マノロ氏は専攻を文学と建築学へ変更。1965年に学位を取得したあと、パリへ移ります。元々、芸術的な分野を好んでいた彼は舞台芸術家を目指し、2つの学校で「美術」と「舞台装置デザイン」について学びます。

その後、1969年にロンドンへ渡英。アパレルショップの「Feathers」でバイヤーを務める傍ら、フォトグラファーとしてメンズ版VOUGEである「L’UOMO VOGUE」に写真の提供をしていました。また、この時期に初めて靴作りを独学で学んでいたといいます。

キャリアの始まりと飛躍のきっかけ

1969年ごろ、ニューヨークへ旅行中に友人を通じて、当時アメリカ版VOUGEの編集長だった「ダイアナ・ヴリーランド」と会う機会がありました。以前から彼女のファンであったマノロ氏は、自身が手掛けたファッションと舞台デザインのポートフォリオを見せました。すると彼女は感銘を受け、賞賛したといいます。そして、彼にモノづくりをするように勧め「アクセサリーや靴を作りなさい」と助言。特に靴のスケッチは秀逸だったそうで、靴のデザインに専念するようアドバイスしました。

すぐさま行動に移し、1971年にはシューズデザイナーとして活動。1972年に自身の名を冠したManolo Blahnikがスタートします。「カルバン・クライン」をはじめとした名だたるデザイナーのコレクションで靴を提供し、ブランド初期からManolo Blahnikはとても高い評価を受けていました。70年代のファッションアイコンであり、インフルエンサーの先駆者「ビアンカ・ジャガー」や「プラダを着た悪魔」のモチーフとなった、VOUGE編集長「アナ・ウィンター」らを顧客に抱えるほど、ファッション業界では有名な存在に。

そんなManolo Blahnikにさらなる飛躍をもたらしたのが、メディアでの露出です。ニューヨークを舞台に、恋と生き方に悩む女性たちを描いた海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の作中で登場。主人公の愛するブランドとしてManolo Blahnikがピックアップされており、これを機に多くの人たちへ知れ渡るようになりました。

現在でもセレブや著名人から愛用されているブランドで、世界的な歌姫「ビヨンセ」もその中の1人です。誕生日には、夫である「ジェイ・Z」からダイヤモンドを装飾した特注モデルをプレゼントされたといいます。また、イギリスのブランドということもあり、英国王室御用達ブランドに位置しています。

「ダイアナ元妃」が「チャールズ皇太子」によるスキャンダルの後に出席したパーティーで、披露した「リベンジドレス」。大胆なそのドレスには賛否両論がありましたが、その時の足元にManolo Blahnikを合わせたことはとても有名です。現在でも「ヘンリー王子」の公爵夫人である「メーガン・マークル妃」はManolo Blahnikのスウェードパンプスを好んで着用しています。

芸術的なデザインと職人技

クラシックとモダン

「靴のロールスロイス」という異名を持つManolo Blahnik。マノロ氏が手掛けるデザインを職人が形にしており、クラシックでありながらモダンなテイストが特徴です。彼自身が芸術や歴史的な文化に造詣が深く、靴にもその感性が落とし込まれています。

一見、クラシックやレトロなデザインでも細かなディテールが現代風にアップデートされており、アイテムによって使用する生地や装飾品に違いを付けています。そのためイタリアに構える工場では100を超える素材やカラーなどの備品を用意し、常に新しい価値観を探究しています。デザインに関する創作意欲は年々高まってるといい「実年齢は重ねてもマインドはまだ20歳だよ」とインタビューで語っています。

手作りの品質

Manolo Blahnikを題材にした映画では、マノロ氏が作業に没頭する姿が映し出されており「工場で過ごすことが人生の喜び」と発言するほど、仕事に打ち込んでいます。このように、彼はデザイナーというよりも職人気質であったため、靴には品質を追求したモノづくりがされています。

職人の手作業による製作が行われており、Manolo Blahnikは「世界で唯一走れるピンヒール」と呼ばれるほど、快適な履き心地で有名。多くの女性たちを虜にしてきました。手作業のプロセスは、履き心地を向上させるだけでなく、マノロ氏のデザインを忠実に再現するためにも不可欠な要素なのです。

あまり知られてはいませんが、実はアフターケアも充実。ロンドンにあるレザーケアに特化した会社「The Restory」と協業しており、ソールの張り替えやヒール交換といった、靴のケアに欠かせないリペアサービスも行っています。


ドラマや映画での登場

Manolo Blahnikの靴はドラマや映画でも活躍。キャラクターを描く要素となったり、作品の世界観を表現するアイテムとして度々使用されます。

セックス・アンド・ザ・シティ

セックス・アンド・ザ・シティ
出典 footwearnews.com

Manolo Blahnikを現在の地位に高めた存在といえるのが「セックス・アンド・ザ・シティ」です。ドラマ効果で売り上げが伸び、500ドルほどの靴が1年間で約3万足購入されたといいます。

本作は1998年から2004年まで放映され、放送直後から大ヒット。ゴールデングローブ賞を幾度も受賞し、世界中に根強いファンを持っています。ニューヨークに住む女性4人のライフストーリーを題材としており「サラ・ジェシカ・パーカー」演じる「キャリー・ブラッドショー」が主人公です。高級な服や靴を愛し、彼女の個性的なキャラクターを表現するために「ファッション」は欠かせない要素として描かれています。中でもManolo Blahnikは特別であり、給料日に散財するシーンや、強盗に銃を突きつけられている状況でも「Manolo Blahnikはお気に入りだから勘弁して!」と懇願するシーンもあります。

作中には「Hangisi」や「Campari」「SEDARABY」といった靴が登場。特にHangisiは劇場版において、キャリーの恋人「ビッグ」からプロポーズされるシーンで起用されました。鮮やかなサテン地のロイヤルブルーとビジューの装飾は印象的で、のちにHangisiをブライダルシューズとする女性が急増しました。ちなみに、作品の主演女優であるサラ・ジェシカ・パーカーは公私ともにManolo Blahnikの靴を着用しており、2014年にはコラボを果たしています。

マリー・アントワネット

マリー・アントワネット
出典 openers.jp

18世紀のヨーロッパを舞台に、フランス宮廷の若き王妃を現代の視点から描いたソフィア・コッポラ監督「マリー・アントワネット」。14歳でフランスの王族へ嫁ぎ、贅沢な趣味や華やかな宮廷生活に囲まれた少女が、王政崩壊によって処刑されるまでを描いた作品です。彼女の波瀾万丈な人生はもちろん、その作品で使用された衣装にも注目が集まりました。第79回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞するほど、高い評価を受けています。

フランス宮廷を描くにあたり、ラグジュアリーさが欠かせない本作品には、特に靴に関して重きを置いていたといいます。元々マリー・アントワネットは大の靴好きとして知られ、ソフィア氏は「もし彼女が誰かに靴の製作を依頼するのなら、マノロ・ブラニクに頼むはず」という考えから、マノロ氏が衣装製作に加わった経緯があります。

「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」と逸話を残す彼女らしく、マカロンやケーキを楽しむシーンが多く描かれ、スイーツのようなパステルカラーは映画のキーカラーとなっています。マノロ氏が手掛けた数百足にものぼるデザインから、実際に主人公が着用した23足はすべて映画のためのオーダーメイド。まるでお菓子のような素材感とカラーの靴たちは、映像をより華やかに彩りました。

プラダを着た悪魔

プラダを着た悪魔
出典 safarilounge.jp/online/

2006年に公開した「プラダを着た悪魔」。ファッションを題材とした名作映画として、今でも愛されている作品です。

ジャーナリストを目指し、ニューヨークへとやって来た主人公。ファッションに全く興味を持っていなかった彼女でしたが、偶然にも一流ファッション雑誌の編集部として働くことに。完璧主義な上司の元でファッション業界の厳しさを知る一方、自身もファッションセンスを磨き、経験を積んでいくことで業界から認められるようになり、自身の夢に向かって独立していく物語です。

元々ジャーナリストを目指していた主人公が、業界に足を踏み入れる際に着用していたのがManolo BlahnikのCarolyneです。このヒールはキャラクターの気持ちの変化や、自己成長に紐付けられています。女性の活躍がフォーカスされている本作品は、ヒールを仕事時のユニフォームとして描いています。男性におけるスーツを意味し、これには女性のエンパワーメントを表現する役割があるといえるでしょう。


代表モデル

幅広いシーンで活躍し、大人でエレガントな女性を演出してくれる、Manolo Blahnikの代表モデルをご紹介。豊富なラインナップでは、お気に入りの1足が必ず見つかるでしょう。

Hangisi

Hangisi

「セックス・アンド・ザ・シティ」で登場したことで一躍有名になった「Hangisi」。2008年に登場して以来、Manolo Blahnikのアイコンシューズとして知られています。シルクサテンがあしらわれているアッパーには光沢が浮かび、足元を華やかに飾ってくれます。また、レーヨンとシルクを混紡したモデルもあり、バリエーション豊富です。

特筆すべきは、トゥ部分に装飾された煌びやかなビジュー。マノロ氏がイタリアで出会った素晴らしいジュエリーからインスピレーションを受けており、100を超えるビジューがセットされたバックルは、職人の手によって一つひとつ取り付けられています。

代表カラーはロイヤルブルー。他にもイエローやグリーンなど、色鮮やかなカラーがラインナップされています。ちなみに、Hangisiは「どれ」という意味があり、音の響きの良さから名付けられました。

Campari

Campari

クラシックなメリージェーンスタイルの靴を、モダンにアレンジした「Campari」は1994年に登場しました。Manolo Blahnikらしいラグジュアリーなデザインは瞬く間に人気を集めました。

メリージェーンスタイルの特徴は、足の甲を横切るストラップといえます。シンプルな靴も、このディティールのおかげでエレガントな印象に。アッパーにはエナメル革を使用することで、よりモダンなムードを演出してくれています。

Campariでは丸みを帯びたカジュアルなアーモンドトゥや、スタイリッシュなフォルムのポインテッドトゥを採用。デイリーユースからフォーマルまで、幅広いシーンに対応してくれます。

SEDARABY

SEDARABY

こちらも「セックス・アンド・ザ・シティ」に登場したことで人気に火が付いた「SEDARABY」。全体的なディティールにはオルセータイプを採用。カッティングが施されたアッパーは足の露出を増やし、大人な女性を演出します。

レザーやサテンをベースに、さまざまなタイプがローンチ。適度な高さのヒールはスタイルアップも期待でき、フォーマルな場やイベントのような、特別なシーンにも活躍してくれます。オープントゥ部分には楕円型のバックルが装飾。それに加え、ラインストーンのジュエリーがデコレーションされており、Manolo Blahnikらしい華やかなデザインといえます。

BB

BB

フランスの女優「ブリジット・バルドー」からインスピレーションを受けてデザインされたパンプス。彼女の頭文字を取って「BB」と名付けられています。マノロ氏が幼少期から憧れ続けている人物で、2009SSのコレクションで初登場しました。

究極のパンプスと呼ぶに相応しいデザインは、細いピンヒールとポインテッドトゥのシャープなフォルムが特徴。特に何か装飾されている訳でもなく、非常に洗練されたルックスをしています。そのため汎用性の高さが魅力でもあり、ワードローブとして大活躍してくれます。カラー展開も豊富で、ベーシックな黒やネイビーの他に、パステルカラーもラインナップされています。

Maysale

Maysale

1991年に「Isaac Mizrahi」のファッションショーで使用された「Maysale」。3〜5cm程度のキトゥンヒールとスクエアバックルをあしらったミュールを製作してほしい、と依頼されたことで誕生しました。

発表から約30年ほど経った、2019FWコレクションでMaysaleの新作が登場。それまではミュールのみの展開でしたが、新たにパンプスやブーツなど異なるタイプがシリーズに加わりました。また、ショートやロングといったシルエットも揃えており、ますます汎用性の高さが広がったといえます。どのタイプもアイコンであるスクエアバックルが飾り付けられており、Manolo Blahnikで1番売れている靴ともいわれています。


まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。その独特のデザインと卓越した職人技から生み出されるManolo Blahnikの靴は時代を超えて愛され続け、ファッション界における不動の地位を築いています。さらにエレガントなスタイルは単なるファッションアイテムを超え、芸術作品としての地位も確立しています。Manolo Blahnikの靴を履くことで、あなたもそのエレガンスと洗練されたスタイルを体感してみてはいかがでしょうか。

モードスケープではManolo Blahnikの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。Manolo Blahnikのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。

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MANOLO BLAHNIKの買取について

この記事を書いた人

小川剛司 (MODESCAPE 編集部)

ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトからファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経て、長年携わったアパレルの経験と知識を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。現在は韓国を拠点にモデル活動しており、更なるファッション知識を探求中! Instagram:@t_t_k_k_s_s

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