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MONCLERの進化:アウトドアウェアからファッションアイコンへ

2024年12月4日

モンクレール

MONCLERの進化:アウトドアウェアからファッションアイコンへ

ダウンジャケットの代名詞とも言えるMONCLER(モンクレール)。もともと山岳地帯での過酷な環境に耐えうるアウトドアウェアとしてその名を知らしめました。機能性だけでなく、ファッション性にも特化しており、世界中のファッショニスタや冒険家たちから愛され続けています。

また、現代のMONCLERは、最先端のデザイナーとのコラボレーションを通じて新たなファッションを生み出しており、新たなファッションの領域を開拓しています。
この記事では、MONCLERの歴史と特長を解説すると共に、MONCLERの人気アイテムを紹介していきます。

MONCLERとは

ダウンジャケットの最高峰とも言える、MONCLER。一度着ると、温かさや着心地の良さに驚かれる方も多いブランドです。むっくりとしたダウンジャケットをスタイリッシュでラグジュアリーなアイテムに押し上げた立役者でもあります。ここでは、そんなMONCLERがどのような歴史を歩んできたのか、見ていきましょう。

MONCLERのブランド概要

MONCLERといえば、高級なダウンジャケットが思い浮かぶ方は多いでしょう。MONCLERのアイテムは、単なる防寒具に留まらず、ファッションアイテムとしての地位を確立しています。それまで、機能性が重視されていたダウンジャケットを高級でデザイン性の高いアイテムに変えたのです。「ラグジュアリーダウン」として新たな市場を切り開き、日本をはじめ、世界中のセレブリティやファッション愛好家から広く支持を集めています。

MONCLERのダウンジャケットは、優れた保温性とともに、洗練されたデザインが特徴です。シンプルながらもエレガントなデザインで、アウトドアアイテムでありながら、さまざまなスタイルに合わせやすいのが特徴です。機能性とデザイン性の両立を追求し続けるMONCLERのアイテムは、多くのファッショニスタから人気を得ています。

MONCLERの創業

創業
出典 mrporter.com

MONCLERは、1952年にフランスのグルノーブル近郊、モナスティエ・ド・クレルモンという小さな村で設立されました。創業者はルネ・ラミヨンとアンドレ・バンサン。ブランド名は、創業地の「Monestier-de-Clermont」(モネステ・ド・クレァモン)の略称から付けられています。この地域はアルプス山脈のふもとに位置し、スキー場が多いことで知られる険しい地形に囲まれています。MONCLERは、そんな厳しい自然環境に挑む登山家たちのために、テントや寝袋などのアウトドア装備を提供するブランドとしてスタートしました。

創業当初、MONCLERは主にアウトドア用品の製造を行っており、特にテントや寝袋を販売していました。現在の代表的なアイテムであるダウンジャケットは、実は工場で働くスタッフの防寒用に作られた、手足を出せる寝袋がその原型とされています。

さらに進化する契機となったのは、登山家リオネル・テレイからの依頼でした。彼の要望に応え、キルティング加工された寝袋をベースに、極寒の環境に対応するダウンジャケットを開発し、その後プロの登山家たちにも広く愛用されるようになったのです。

1968年のグルノーブル冬季オリンピックでは、フランスのナショナルチームの公式ウェアとして採用されたことで、MONCLERの名はさらに広まりました。1980年代になると、イタリア市場で急速に人気を博し、アウトドアブランドからファッションブランドへと進化を遂げました。

ブランドの成長とラグジュアリーブランドへの躍進

ルッフィーニ
出典 robbreport.com

2003年、イタリアの実業家レモ・ルッフィーニがMONCLERを買収したことにより、ラグジュアリーブランドへと躍進していきます。MONCLERは単なるアウトドアブランドから、都市型の高級ライフスタイルブランドへと再定義されました。製品のデザインや品質に徹底的な改良が加えられ、ラグジュアリーかつ機能的なアイテムを展開することで、MONCLERはファッション業界でも注目を集める存在へと変貌しました。

特に、バレンシアガやジュンヤワタナベとのコラボレーションは、その革新性を象徴するものとなり、ダウンウェアでありながらスリムで美しいシルエットを持つアイテムや、カラフルなデザイン、レザーを用いたプロダクトが誕生しました。

ルッフィーニのリブランド戦略により、MONCLERはアウトドア市場を超え、世界中のファッション愛好者に広く認知されるようになりました。2006年にはアレッサンドラ・ファッキネッティをクリエイティブ・ディレクターに迎え、2008年にはジャンバティスタ・ヴァリとのコラボレーションによりパリコレクションを発表。MONCLERは、機能性とモードの融合を果たし、ファッション界において欠かせない存在となりました。

2018年以降、「MONCLER ジーニアス」という新たなプロジェクトをスタートさせ、気鋭のクリエイターやデザイナーとのコラボレーションを積極的に行っています。最新の2021年には、HYKEとの協業で「4 MONCLER ハイク」を発表しました。
MONCLERは常に進化を続け、ファッションと機能性の融合を追求するラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。

MONCLERの特徴

MONCLERのアイテムに惹きつけられる理由とはなんでしょうか。MONCLERの特徴は、4つに分けて解説することができます。「代表アイテムであるダウンの解説」・「機能性とファッション性の両立」・「ダウンだけじゃない、洗練されたデザインの衣類・小物」・「革新的プロジェクトMONCLER ジーニアスとは」の4つのポイントをそれぞれ見ていきましょう。

代表アイテムであるダウンの解説

MONCLERのダウンジャケットの特徴のひとつが、「素材と製法における徹底したこだわり」です。まず、MONCLERが使用するダウン素材は、極めて希少な高品質のグースダウンです。グースダウンは、アヒルのダウンであるダックダウンよりも軽量で保温性が高く、通気性にも優れています。

MONCLERで使用されるグースダウンは「キャトルフロコン」と呼ばれる最高級のダウンを使用しています。このダウンはフランスの規格協会AFNORによって認定されており、保温力と断熱性が極めて高いニューダウンのみが使用されています。ニューダウンは、1羽のガチョウからわずか30グラムしか採取できない非常に希少な素材であり、これを用いたMONCLERの製品は生産数が限られています。

さらに、ダウン内部の構造にも独自の技術が活かされています。各部位に詰められる羽毛は1グラム単位で調整され、最適なバランスを保っています。これにより、ジャケット全体が均一に保温され、非常に軽い着心地を実現しています。
さらに、製法にも職人の技が光ります。ダウンジャケットの縫製はすべて手作業で行われており、各ジャケットが細部まで丁寧に仕上げられます。また、洗濯可能であることを示す「コミックタグ」が内側に付けられており、利便性も考慮されています。

希少性の高い素材と卓越した製法によって、MONCLERのダウンジャケットは最高級の品質と機能を備えたラグジュアリーな一着となっているのです。

機能性とファッション性の両立

MONCLERはダウンジャケットを世界中のファッショニスタから愛されるアイテムに変革させました。その理由のひとつが機能性とファッション性の完璧なバランスです。先にお伝えしたように、高品質な素材と高い技術によって、機能性の高いアイテムを作り上げています。

そして、MONCLERは、従来のダウンジャケットが持つ「重厚で野暮ったい」イメージを一新し、スタイリッシュで洗練されたデザインを実現しています。ダウンでありながら、スリムでシャープなシルエットを生み出し、都会的なライフスタイルにもマッチするファッション性を追求しているのです。このデザイン性の高さにより、MONCLERのダウンジャケットは単なる防寒具ではなく、ファッションアイテムとしても強く認識されています。

そのファッション性が高いことから、多くのセレブリティやファッションアイコンにも愛されており、木村拓哉さんや北川景子さん、マドンナやカニエ・ウエストといった著名人たちが着用しています。MONCLERは、高い機能性を維持しつつ、現代のトレンドを取り入れたデザイン性を持ち合わせており、機能とファッションの両立を成功させています。

ダウンだけじゃない、洗練されたデザインの衣類・小物

実は、MONCLERはダウンウェア以外にも幅広いアイテムラインナップを展開しています。洗練されたデザインと機能性を兼ね備えた衣類や小物はファッショニスタたちからも高く評価されています。例えば、ニットやスウェット、ポロシャツ、Tシャツといった日常使いできるアパレルから、バッグやアイウェアまで、多彩な製品を揃えています。

特にポロシャツは、日常生活やスポーツシーンでも活躍するカジュアルアイテムとして人気です。上質なコットン100%の生地を使用し、ブランドロゴやトリコロールのトリミングが施されたデザインは、シンプルながらも洗練された印象を与えます。さらに、サングラスは、スポーティなスタイルからクラシックなフレームまで幅広いラインナップがあり、シーンやニーズに応じて選べるバリエーションの豊かさが特徴です。

また、バッグやシューズにも、トリコロールカラーを取り入れたアイテムが多く、どんなスタイルにも合わせやすい上に、MONCLERならではの個性が光るデザインが施されています。MONCLERならではの高品質な素材と遊び心あるデザインは、大人のスポーティーなスタイルを格上げしてくれますよ。

革新的プロジェクトMONCLER ジーニアスとは

MONCLERが2018年にスタートさせた「MONCLER ジーニアス」は、ブランドの革新性を象徴するプロジェクトです。このプロジェクトは、時代の変化に対応しながらMONCLERを再解釈し、常に新しい視点で進化を続けていきます。注目すべきは、世界中の著名なデザイナーやアーティストとコラボレーションし、各デザイナーが独自のスタイルでMONCLERを表現するというアプローチ。

例えば、ヴァレンティノのピエールパオロ・ピッチョーリは、エレガントなAラインシルエットのダウンジャケットを発表し、フェミニンな要素を加えた作品で注目を集めました。一方、パームエンジェルスのフランチェスコ・ラガッツィは、ラグジュアリーストリートのコンセプトを取り入れ、MONCLERに新たなカジュアルさを加えています。さらに、クレイグ・グリーンは独創的なシルエットとボリューム感のあるデザインで、従来のダウンウェアの概念を覆しました。

日本からは、FRAGMENTなどで有名な藤原ヒロシやNoir kei ninomiyaのデザイナーを担っている二宮啓といったクリエイターたちも参加しています。今後もAnderson(JWアンダーソン)、Rimowa(リモワ)、ALYX(アリクス)とのコラボレーションが予定されています。MONCLERの進化に目が離せませんね。

MONCLERの人気アイテム紹介

MONCLERの人気の秘訣をこれまで紹介してきました。機能性・ファッション性にすぐれ、常に進化を続けていくMONCLERは毎年新しいアイテムを発表し、ファッショニスタに注目されています。ここからは、実際のアイテムとその魅力を紹介していきます。

MAYA (マヤ)

MAYA

「MAYA」は、ブランドの定番ダウンジャケットとして高い人気を誇るモデルです。2009年にデビューしたこのアイテムは、かつての人気モデル「HIMARAYA」を進化させたもの。スタイリッシュなシルエットに加え、上質なデザインが施され、ダウンジャケットの野暮ったさを一掃する洗練されたフォルムが魅力。スッキリしたシルエットを実現させているのは、キャトルフロコン認定の最高級ダウンをたっぷり使用しているからです。

特に、MONCLERが独自に開発した「ナイロンラケ素材」を使用した光沢感が特徴的で、シンプルながらも華やかな存在感を放ち、長年にわたりMONCLERの定番アイテムとして愛されています。ビビッドなカラーバリエーションの特徴のひとつで、個々のスタイルに合わせてチョイスできるのが嬉しいポイントです。

MONTGENEVRE(モンジュネーブル)

MONTGENEVRE(モンジュネーブル)

「MONTGENEVRE(モンジュネーブル)」は、ブランドの人気アイテム「MAYA(マヤ)」のベーシックなデザインを踏襲しつつ、よりシックで洗練された雰囲気を持つダウンジャケットです。このモデルは、MAYAのシャイニーな光沢感とは異なり、フェルトフランネル素材を使用したマットな質感が特徴です。これにより、より都会的で落ち着いたスタイルを楽しむことができます。

「MONTGENEVRE」に使用されているのも、キャトルフロコン認定のプレミアムダウンです。このダウンは、軽量でありながらも高い保温性を誇り、極寒の環境下でも快適な着心地を提供します。さらに、MONCLERが長年スキーウェアで培ってきた技術が反映されており、機能性とデザインの両立を実現しています。このジャケットは、シンプルなデザインながらも、細部にまでこだわりが感じられる一着です。

MONTCLA(モンクラ)

MONTCLA(モンクラ)

「MONCLA(モンクラ)」は、2018年に発表された比較的新しいモデルですが、瞬く間にブランドの定番アイテムとなりました。このダウンジャケットを一言で表すなら、シンプルモダン。無駄のない洗練されたデザインと機能性を兼ね備えており、都会的なスタイルを求める人々に人気です。特にフロントファスナー裏からフードの内側にかけて施されたMONCLERのロゴテープが、さりげなくブランドをアピールできるデザインポイントとなっています。

「MONCLA」はリサイクル撥水素材を使用しており、環境に配慮しつつも、雨や雪といった悪天候にも対応できます。機能的でありながらも高いファッション性をもっているため、日常使いからアクティブなシーンまで、幅広く活躍してくれますよ。

GABERIC(ガベリック)

GABERIC

「GABERIC」は、美しいレザーがポイント。2013-14年の秋冬モデルとして登場し、瞬く間に完売しました。木村拓哉さんが着用したことでも話題になり、サイズ0や1は入手困難となりました。「GABERIC」の魅力は、重さを感じさせない軽やかさにあります。レザーアイテムには重厚感があるイメージがありますが、最高級のナッパレザーが採用されたことで、非常に柔らかく、一般的なナイロン製のダウンジャケットよりも軽いという驚きのスペックを誇ります。

また、暖かさも抜群で、インナーにはカットソーだけでも十分に対応できるほどの保温性があります。

Moncler Maya 70 by FRGMT

Moncler-Maya-70-by-FRGMT

「Moncler Maya 70 by FRGMT」は、ブランドのアイコン的存在である「マヤ ジャケット」を、藤原ヒロシが再解釈した特別なモデルです。このジャケットは、MONCLERの70周年を記念して行われたコラボレーションの第3弾として発表され、すっきりとしたミニマルなデザインで話題となりました。

「Moncler Maya 70 by FRGMT」は、MONCLERの定番素材である光沢感のあるナイロンラケをボディに採用し、マットなナイロンスリーブと組み合わせています。この対照的な素材の組み合わせが、MONCLERらしい高級感を保ちながらも、モダンな印象を与えています。

また、藤原はスタジャンをイメージしたシルエットを取り入れ、肩の構造をラグラン風に変更することで、ダウン特有のボリューム感を軽減させています。藤原ヒロシらしいセンスが光り、歴史的なダウンジャケットへのオマージュが感じられるデザインに仕上がっています。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。
MONCLERは、その長い歴史を通じて、常に時代の変化に対応しながらも、卓越した品質と機能性を兼ね備えたアイテムを生み出し続けています。最先端のデザイナーとのコラボレーション、未来を見据えた製品開発を通じて、MONCLERはこれからも発展を続けていくでしょう。

モードスケープではMONCLERの買取を強化しています。アイテムの価値を適正に反映し、最高額を見出す査定をいたします。MONCLERのアイテムを売りに出すか迷っている場合にも、是非モードスケープにご相談下さい。とりあえず値段だけ聞いて検討したいという場合は、LINE査定などで査定額を見積もることも可能です。お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

MODESCAPE

ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。

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