リックオウエンスの人気ラインを紹介!レザージャケットやジオバスケットも解説
ストリートファッションとモードファッションを融合させたブランドの先駆けとして高い評価を受け続けているリックオウエンス。愛用者も多く、著名人が着ているモデルはあっという間に売り切れ、リセールバリューも高いブランドです。この記事では、リックオウエンスの歴史やそれぞれのラインを紹介しています。人気アイテムのリセールバリューについても解説していますので、リックオウエンスのアイテムを売却しようと考えている方も参考にしてみてくださいね。
リックオウエンスのブランドヒストリー
リックオウエンスは創設されてから瞬く間にハイブランドたちと肩を並べるようになりました。前衛的なスタイルは他に類するものがないと、ファッション業界でも高く評価され、現在では世界中のファンを獲得しています。現在では定番となっているスタイルも確立させたリックオウエンス。その歴史を解説します。
出典 rickowens.eu
1997年に設立したフランスのブランド
1997年にリックオウエンスはアメリカで誕生しました。創業者のリック・オウエンスはカリフォルニア州の出身で、学生時代はパターンメイキングを専攻し、ファッションの基礎を身に付けました。
その後、デザイナーウェアの違法コピーをしている会社で働き、1990年代には、後に妻となるミシェル・ラミーのスポーツウェアラインLamyでパタンナーを務めています。
VOGUE誌の編集者たちに賞賛され有名に
リックオウエンスは自身のブランドを立ち上げると、ロサンゼルスのハリウッド通りに店を構えました。有名なブティックで洋服を販売したことで多くのファンを獲得しました。VOGUEアメリカの編集長アンナ・ウインターによって、注目を浴びることとなります。
2002年春夏シーズンのニューヨークファッションウィークでのコレクションデビューをアンナ・ウインターが強く後押しし、実現したことにより多くのファッショニスタから支持されるようになります。
そして、アメリカ・デザイナーズアワードで新人賞であるペリーエリス賞を受賞して、一躍有名になったのです。2003年からパリに拠点を移し、パリコレクションに活動の場を移してからは、家具も手掛けるなど、話題の絶えないブランドとなりました。
ストリートファッション×ボリュームハイカットスニーカースタイルの確立
2006年、イタリアのPitti Imagine Uomoというメンズファッション見本市のゲストデザイナーに選ばれ、メンズラインをスタートさせました。同時に初のスニーカーを発表し、現在でも人気の高い「ジオバスケット」を生み出しました。
ジオバスケットはバスケットシューズをモデルとしたハイカットスニーカーで、ファッション史に残るアイテムとも言われます。現在では定番となっている、ストリートファッションにボリュームのあるハイカットスニーカーを組み合わせるスタイルを定着させたのが、ジオバスケットなのです。
リックオウエンスの展開ライン
リックオウエンスはメインライン以外に3種類のラインをもっています。「リックオウエンス・ダークシャドウ」・「リックオウエンス・リリーズ」・「ドロップス」です。それぞれ特徴があり、価格やアイテムも異なりますので、自分の好みのラインがあるかチェックしてみてください。
RICK OWENS DRKSHDW
スウェットやコットンデニムなどのカジュアルなアイテムを多く取りそろえるダークシャドウ。2008年からリックオウエンスのディフュージョンラインとして、厳選したショップで販売されています。そのため、メインであるリックオウエンスに比べて価格は控えめです。リックオウエンスの持ち味である古着のようなヴィンテージ感はそのままで素材を変えて販売しているアイテムが多いのが特徴です。
RICK OWENS LILIES
2005年に、パリメンズコレクションと同時に発表されたレディースラインです。ジャージ素材が使われているアイテムが多く、細身でレイヤード仕立てのデザインです。もともとクチュールデザインであったものを誰でも着られるようにプレタポルテとして製造しています。
DROPS
2015年に誕生したジュエリーラインで、涙の粒をイメージモチーフとして掲げています。誕生の背景はダークシャドウのテーマが関係しています。ダークシャドウのコレクションの中で、「DEEPER THAN A MOTHERS TEARS(母の涙よりも深く)」というフレーズを使い、感情を端的に表す素晴らしいシンボルだと実感したため、2015年春夏コレクションから単独のラインとして展開されています。
人気モデルの特徴と参考買取価格
リックオウエンスは、シルエットは細身のものが多く、機能性や高品質な素材が使われています。素材やディティールによって、ストリートファッションにもモードファッションにも馴染むようなスタイルに仕上がっています。定番アイテムはもちろん、デザイナー本人が着用しているアイテムは人気が高く、リセールバリューも高くなります。
ここでは「INTARSIA Leather Jacket」・「FLIGHT BOMBER JACKET」・「CARGO JOG」・「GEOBASKET」の特徴と参考買取価格を紹介していきます。
INTARSIA Leather Jacket
リックオウエンスといえば、レザージャケットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。著名人愛用していることでも有名です。通常使用されるラムレザーではなく、肉厚なカウレザーが使われています。身頃に施されたダイヤモンドカットが特徴で、柔らかな質感と細身なサイズ感が魅力です。モードファッションにもストリートファッションにもマッチする万能なアイテム。
FLIGHT BOMBER JACKET
フライトジャケットはブランドによってスタイルが変わるアイテムですが、リックオウエンスは程よいボリューム感がポイント。袖にゆとりを持たせながらも身頃をスッキリとデザインすることで、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。襟元のボタンや袖についたポケットなど細かなディティールデザインがポイントです。インターはシャツやカットソーなど、軽めのアイテムを合わせるのがおすすめです。
CARGO JOG
リックオウエンスの定番アイテムでもあるカーゴジョグ。サイドにカーゴポケットがデザインされており、シルエットはスキニー気味です。ベージュのドローコードが特徴で長めに作られているため、長さを調節してポイントとして履きこなすのもおすすめ。シルエットがキレイなので、コーディネートの主役にもなるアイテムです。毎年マイナーチェンジされているため、好みの年のカーゴジョグを探してみるのもおもしろいかもしれません。
GEOBASKET
バスケットシューズを元に作られたボリューム感のあるシューズで、タンが長いのが特徴です。アッパーの切り替えやタンの長さ、ソールの仕様など毎年リニューアルされています。シックな色合いのものが多いので、ストリートっぽくなりすぎないのもポイントです。ボリュームのあるスニーカーですが、細身のパンツにも太めのパンツにも合い、オールマイティに活躍してくれます。
まとめ
新たな価値を生み出し続けているリックオウエンス。ストリートとモードを取り入れた前衛的なアイテムが多く、著名人が愛用しているものはすぐに売り切れてしまいます。リセールバリューも高いアイテムが多いので、今回紹介した参考買取価格を参考に購入や売却を考えてみてくださいね。
MODESCAPEでは、Rick Owensの買取を強化しています。中古市場にて高額で取り引きされているアーカイブアイテムから新作アイテムまで、アイテム一つ一つの価値を理解し適正な査定をいたします。お買い取りをご検討の際は、お気軽にご相談ください。
Rick Owensの買取について
この記事を書いた人
MODESCAPE
ブランド服専門の買取店モードスケープです。トレンドから過去の名作まで、ワクワクするブランドアイテムを販売・買取しています。ファッションに関する様々な記事・コラムを配信しています。